日本代表としてオリンピックで活躍し、NBAのメンフィスグリズリーズと河村勇輝選手が契約しました。
現在シーズン開幕前のプレシーズンマッチで活躍し、SNS上でも河村選手が「NBAでも通用するのでは」と話題になっています。
この記事では河村選手がNBAで通用するのが難しいと思われる理由を解説しています。
河村選手はNBAの試合に出場できない
河村選手はグリズリースと「エグジビット10契約」を結び、チームでプレーしています。
「エグジビット10契約」とは?
フリーエージェント選手との契約の一種。給与保障がなく、一種のトライアウトの機会となる契約形態となっている。チームはシーズン開始前にTwo-Way契約(NBAとNBAの下部リーグである「Gリーグ」の両方でプレーできる契約)に変換するか、契約を破棄することができる。契約が破棄された場合でも、年俸は全額補償されない。
ですので、河村選手はNBAの舞台に立つためのトライアウトを受けている状態となっています。
活躍して上位の契約を貰いながら、着実にステップを踏んでいくことでNBAを目指していかなくてはなりません。
渡邊雄太選手も「エグジビット10契約」から本契約を勝ち取り、NBA選手となっており、河村選手も同じようなステップを踏んでいけるか期待されています。
河村選手がNBAで通用しない3つの理由
NBA選手としてのプレーを目指す河村選手ですが、NBAで通用はしないとという意見が多くあります。
通用しないと言われている理由が3つあります。
理由については以下にて詳しく解説します。
身長・体重ともに体格で劣っている
河村選手はNBA選手と比べると体格で圧倒的に劣っています。
NBA選手の平均値と比較しても大きく差があることがわかります。
河村選手と同じポジション選手の平均身長が「191㎝」となっており、20㎝以上離れた選手と常にマッチアップしないといけない状態になります。
なお、NBAで実績のある日本人選手2名は平均値と比べても遜色ない体格になっています。
バスケットは体格が重要なスポーツになるので、これだけ体格で劣っている河村選手がNBAでプレーすることの厳しさが分かります。
得点を取るバリエーションが少ない
河村選手はプレシーズンゲームでの得点はほとんど3PTシュートでの得点となっています。
日本時間の10月19日までに5試合に出場していますが、ドリブルでリングに向かっていってのシュートは1本も成功していません。
直近2試合ではそもそも3PTシュートしか放っておらず、Bリーグ時代はドリブルから選手を抜いての得点も多くありましたが得点パターンが制限されています。
今後NBAで活躍するためには、3PT以外にも得点を奪う方法を身に着けていかないと厳しいと思われます。
ディフェンスの穴になってしまう
相手チームから高さやフィジカルの面で体格が圧倒的に劣っている河村選手を狙って攻めてきます。
バスケットには体格のミスマッチをついて効率よくオフェンスを展開することが重要とされています。
ミスマッチとは?
バスケットボールにおけるミスマッチとは、身長差のある選手同士がマッチングしてしまうことを指す。
河村選手はNBAの平均身長から20㎝ほど低いため、ほとんどの選手とミスマッチを作ってしまいオフェンスで狙われてしまいます。
どれだけオフェンスでチームに貢献できたとしても、ディフェンス面で穴になってしまうと試合に出場することが難しくなります。
SNSでの河村選手のプレーに対する反応
SNS上では河村選手のプレーに対して様々な反応がありました。
「河村選手は通用しているのでは?」という意見もあったので紹介します。
河村選手の強みである「プレーメイク」や「パス」についてはNBAでも通用するという意見が多くありました。
今シーズン中に本契約を勝ち取る可能性は低いと思いますが、これからの成長に期待ができます。
まとめ
河村選手がNBAで通用しない理由について詳しく解説してきました。
やはり体格面で大きく劣っていることで生じている問題が通用しない理由になります。
オリンピックでは得点・守備面で貢献できてた河村選手も世界最高峰のリーグではどうにもならない部分があるということが分かります。
まだ、NBAでプレイできないと決まった訳ではないですが、これから着実に成長しNBAを目指していってほしいと思います。
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