【活躍は無理】ロッテ佐々木朗希がMLBで通用しない3つの理由!移籍先はドジャースか?

野球

今シーズンオフに佐々木選手がポスティング移籍でメジャーに挑戦するという記事が、ロッテがCS敗退後、様々なメディアから報道されています。

NPBで完全試合を達成し、調子がいい時は手も足も出ないような投手である佐々木選手をメジャーで見たいと思っているファンも多いと思います。

実際に佐々木選手がメジャーに挑戦した際に通用するのかという点をこの記事では解説しています。

この記事で分かること
  • 佐々木選手がメジャーで通用しない3つの理由
  • 佐々木選手がメジャーリーガーより秀で出ていること
  • 移籍先の有力候補である球団

今オフに佐々木選手のメジャー移籍の可能性が高い

佐々木選手は入団当初からメジャー移籍について球団側と交渉を行っていたようで、この24年のオフシーズンにメジャー移籍が容認されたと多くのメディアが報じています。

球団側からは正式に「容認した」と言及はありませんが今年も継続してメジャー移籍について話しをするようです。

松本球団本部長
入団当初から毎年話をしているので、今年もそういう話をすることになる。

多くのプロ野球ファンからも佐々木選手をメジャーで見たいという声が上がっており、今オフに本当に移籍が実現するかが楽しみです。

佐々木選手がメジャーでの活躍は難しいか?

佐々木選手がメジャーに移籍したとしても、活躍が難しいという意見も多くあります。

活躍が難しい理由
  • 短い登板間隔に対応できない
  • メジャーのボールへ適応できない
  • 日本より厳しい日程に対応できない

理由については以下にて詳しく解説します。

短い登板間隔に対応できない

佐々木選手はロッテで登板間隔をかなり空けて投げてきています。

佐々木選手は1軍で先発投手として活躍して出してから今まで登板間隔をしっかり空けて投げています。

今シーズンは必ず「7日以上」の登板間隔を空けて先発しており、シーズン終盤のCS進出を掛けた9月でもその運用は変わりませんでした。

佐々木選手月別登板数
  • 3.4月:5試合
  • 5月:3試合
  • 6月:1試合
  • 7月:登板なし
  • 8月:5試合
  • 9月:3試合
  • 10月:1試合

メジャーでは先発投手が「4~5日」しか登板間隔を空けないことが主流になっています。

佐々木選手が短い登板間隔に適応できるかと疑問を持っているファンが多くいます。

実際今シーズンにドジャースに移籍した山本選手もNPBの時より、登板間隔が短くなっており、本来のピッチングができない時期が続きました。

佐々木選手もメジャー移籍後はまず登板間隔になれるところから始める必要があります。

メジャーのボールへ適応できない

佐々木選手は、もともと制球力があるタイプではなくボールが変わることでより悪化する可能性があります。

佐々木選手は三振を多く取れる投手ではありますが、その分四球も多く出しています。

1試合当たりに出す四球数をあらわす「BB/9」という指標が佐々木選手は「2.59」となっています。

与四球率(BB/9)とは
Base on Balls per 9 Innings Pitchedの略で与四球率のこと。
1試合(9イニング)あたりいくつ四球を与えたかを指す。
引用:https://tokyudx.com/bb-9/#google_vignette

過去にメジャー移籍した投手よりも佐々木選手は「BB/9」の数値が高くなっています。

BB/9の比較
  • 佐々木選手(24年):2.59
  • 山本選手(23年):1.59
  • 今永選手(23年):1.46
  • 千賀選手(22年):3.06

メジャーリーグと同じボールを使用して行われたWBCでも佐々木選手は7イニングで2つの四球を出しています。

ボールが変わることで制球を乱し、本来のピッチングができなくなる可能性があります。

日本より厳しい日程に対応できない

メジャーリーグはNPBよりも試合数が多く、遠征の移動距離も長くなり、体への負担が大きくなります。

佐々木選手は前述の通り、NPBでは登板間隔もしっかりと空けて、毎試合ベストパフォーマンスを出せるようにな使われ方をしていました。

しかし、メジャーリーグでは過密日程であるため短いイニングでも任された試合を作れたかというQS率というものが重視されています。

QS率とは?
Quality Start(クオリティスタート)の略称であるQS(キューエス)の意味は、6イニング以上を自責点3以内に抑えた時に記録される指標
引用:https://baseball-mania.com/qs/

佐々木選手はメジャーの過密スケジュールで本来の実力をは発揮し、QS率を高く保つのが難しいのではと言われています。

NPB時代でも佐々木選手は1年間フルで先発投手として活躍した経験もなく、イニング数で見てもかなり少なくなっています

シーズン別イニング数
  • 2021年:11試合 63.1イニング
  • 2022年:20試合 129.1イニング
  • 2023年:15試合 91イニング
  • 2024年:18試合 111イニング

NPBの先発投手の平均イニング数は120前後の中、メジャーでは150イニングを超える先発投手が多くいます。メジャーリーグの24年シーズンで最も投げている先発投手は「33試合 208.1イニング」となっています。

佐々木選手がこのようなにシーズン通して試合を作り続けることができるのかという意見が多く出ています。

メジャーで活躍する見込みがない訳ではない

佐々木選手は能力的には、メジャーで通用する可能性は高いと思われます。

選手の勝利貢献度を測る指標でWARというものがあります。

WARとは?
これは同じポジションの代替可能な選手に比べて、どれだけの勝利数に貢献したかを表す総合指標。打撃・走塁・守備・投球という全ての要素を組み合わせて、勝利への貢献度を算出します。
引用::https://sposuru.com/contents/sports-quest/baseball-war/

佐々木選手のWARは他のメジャーリーグで活躍した千賀選手や今なら選手と比べても遜色ない数字になっています。

ですので、佐々木選手もメジャーの環境に適応すれば、メジャーリーグで通用する実力が十分にあるということは言えます。

移籍先の有力候補はドジャースか?

佐々木選手の移籍先の有力候補と言われている球団は「ドジャース」になります。

ドジャースは大谷選手や山本選手も所属しており、佐々木選手としても環境的にプレーしやすい状況になっています。

更に上記で上げた登板間隔の問題も、大谷選手が来シーズンは余裕を持って登板することが予想されており、佐々木選手も併せて登板間隔を空けて先発することができます。

山本選手も今シーズンはシーズン開始から中6日で登板しており、NPB時代に近い登板間隔に調整をして貰えていました。

ドジャースの球団幹部も佐々木選手の獲得に前向きなコメントを出しています。

アンドリュー・フリードマン編成本部長
彼は素晴らしく才能がある投手であることは明らか。多くの才能のある投手を見てきたが、彼は過去に米国に来た才能のある投手たちの仲間に入る人材」と異例の激賞。複数のMLB関係者も「先発ローテーションの1番手になり得る投手をバーゲンセールで獲得できるチャンスがある。

環境面や起用面も含めて、佐々木選手はドジャースでプレーを望む可能性が高いと思われます。

まとめ

佐々木選手のメジャー挑戦について書いてみました。

能力としてはメジャーで今すぐにでも通用すると思いますが、環境面でメジャーに適応が不安視されています。

まだメジャー移籍が確定した訳ではありませんが、もし移籍した際には活躍に期待していですね。

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