【24年4位以下確定】オリックスは弱くなったのか?3連覇から弱体化した5つの理由を解説

野球

21年から3連覇したオリックバファローズですが、24年シーズンは序盤から負けが続き、9/22の試合に負けてCSの出場を逃すこととなってしまいました。

オリックスが弱くなってしまい、今シーズンで急にCS出場すらできなくなった理由について解説していきます。

この記事で分かること
  • 24年シーズンの貯金数推移
  • オリックスが弱くなった5つの理由
  • 来シーズンに向けてのポイント

調子が良い時期もなかった24年シーズン

22日に行われた日本ハムとの試合で負けてしまい。シーズン4位以下が決定してしまいました。その結果、4年ぶりにクライマックスシリーズ出場を逃すこととなりました

チームはシーズン開始から1度も首位に立つことはなく、7月中盤からは3位にも入ることはありませんでした。勝敗差も4月からずっと借金状態となっており、24年シーズンは調子のいい時期がなかったと言えるでしょう。

月末の勝敗差
  • 4月:-1
  • 5月:-7
  • 6月:-5
  • 7月:-9
  • 8月:-7
  • 9月:-14(9/22時点)

弱くなってしまった5つの理由

3連覇からいきなりCSにすら出場できなくなったのは、戦力的に弱くなってしまったと考えるのは間違っていないと思います。

今シーズンの戦いぶりを見ていると弱くなってしまった理由が5つあると感じました。

オリックスが弱くなった理由
  • ケガ人の多さ
  • エース級投手2名の移籍
  • 打撃成績の低迷
  • ベテラン勢の不振
  • 若手選手の積極起用

オリックスが弱くなってしまった理由について詳しく解説します!

ケガ人の多さ

オリックスは今シーズン序盤から主力級のけが人が多発しました

24年シーズンは開幕直後から主力級選手のケガが多発しました。特にリリーフ投手の離脱が多くなっていました。

リックスの強みでもリリーフ陣の柱である、平野選手や山崎颯選手が揃って5月に離脱したことは弱くなった大きな要因だと思われます。

逆転負け数の比較
  • 23年:18回
  • 24年:25回

圧倒的に優勝した前年と比べても逆転負け数が増加しており、リリーフ投手のケガがチーム状況に影響してことが分かります。

エース級投手2名の移籍

23年シーズン終了後にエース級の2名が移籍しまいました。

23年シーズン終了後に山本投手・山崎福投手のエース級2名が他チームに移籍してしまいました。2名は先発投手として、合わせて16個の貯金を作っていました。

23年山本選手・山崎福選手の成績
  • 山本選手:
    23登板(164イニング)16勝6敗 防御率1.21
  • 山崎福選手:
    23登板(129イニング)11勝5敗 防御率3.25

2名とも1年間ローテーションを守り続け2桁勝利を収めてします。

平均して毎試合6イニング投げていた2名がチームから抜けたことがチームの弱体化につながっていることは間違いありません。

打撃成績の低迷

野手陣の打撃成績が軒並み下がってしまっています

24年シーズンは野手陣が打たない時期が続き、チームの打撃成績がかなり低いシーズンとなっています。23年にリーグトップだったチーム打率とホームランの数はリーグ5位となっており、打撃成績は順位に影響していることが分かります。

打撃成績の比較
  • 23年:
    打率.250(安打1194本) 本塁打109本 総得点508点
  • 24年 ※9/22時点:
    打率.235(安打1036本) 本塁打65本 総得点365点

特に23年の優勝に貢献した、頓宮選手や中川選手は成績不振により、2軍に降格もしています。

23年から成績を大きく落とした選手
  • 頓宮選手
    23年 113試合 .307(123安打) 本塁打7本
    24年 81試合 .197(49安打) 本塁打7本
  • 中川選手
    23年 135試合 .269(136安打) 本塁打5本
    24年 60試合 .231(50安打) 本塁打2本

チームの総得点が23年と比べ143点の差があり、毎試合約1点の差があると考えると大きな違いを感じます。得点力の不足がチームの弱体化につながっていると思われます。

ベテラン勢の不振

3連覇に貢献していたベテラン選手が今シーズンは不振でした

3連覇に貢献していたベテラン選手が24年は成績不振に陥っており、2軍にいる期間も長くなっていました。

不振のベテラン選手 1軍成績
  • T-岡田選手
    3試合 .000(0安打) 本塁打0本
  • 安達選手
    23試合 .200(53安打) 本塁打1本
  • 杉本選手
    77試合 .230(48安打) 本塁打10本
  • 福田選手
    68試合 .232(7安打) 本塁打0本
  • 大城選手
    1試合 1.000(1安打) 本塁打0本

プレー以外の面でもベテラン選手の存在は大きいと思われます。2軍での調整で不在期間が長くなり、チームマネジメントにも影響が出てしまっていたのでしょう。

若手選手の積極起用

多くの若手選手が1軍での出場試合の機会がありました

チームとしてもシーズン中に若手選手を積極的に起用し、「勝利」よりも「育成」に方針を切替えたのかもしれません。

1軍で出場機会を得た若手選手
  • 横山 聖哉 内野手(18歳)
  • 内藤 鵬 内野手(19歳)
  • 杉澤 龍 外野手(24歳)
  • 齋藤 響介 投手(19歳)
  • 川瀬 堅斗 投手(22歳)
  • 前 佑囲斗 投手(23歳)

24年シーズンに1軍初出場した選手も多くいました。

主力選手やベテラン選手の不振もあったので、若手選手を使わざるえなかったという捉え方もできます。

来シーズン以降での改善点

来シーズンにまたCSに出場するには、弱くなった理由の改善が必要となります。特に「打撃の低迷」が深刻であるため、こちらの改善が必須となります。

今シーズン限りで35歳付近のベテラン選手が引退をするため、より23年に成績を残した20代後半から30代前半の選手がチームを引っ張っていかなければなりません。

今期で多くの若手選手も1軍で経験を積むことができたので、その点も25年シーズンにいい効果が出るでしょう。

まとめ

リーグ3連覇と黄金期を作り上げたオリックスですが、24年はこのような成績になるとは思ってもいませんでした。

山本投手という大黒柱が抜けて、ここまでチームとして弱くなってしまうとは思ってもいませんでした。

弱くなった理由としては、選手の調子などが要因となっており、どこのチームにでも起こりうるものだと思います。

来シーズン以降のオリックスに期待しましょう!

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