スポーツチームで働きたいんだが、転職がしやすい職種ってあるのか?
プロスポーツチームで採用担当をしていたブログ牛です。
スポーツチームへの転職するにあたり、職種は大事な要素になるのか気になる人はいると思います。実際転職しやすい職種があるか解説します!
「スポーツが好きでいつかスポーツの仕事がしたい!」と思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?私もそのような考えを持って、スポーツチームへの転職を志していました。
スポーツチームは求人が少なく、働くのが難しい状態でもあります。
そんな高倍率の競争を勝ち抜き、歴史あるプロスポーツチームで試合の運営業務を担当した後、管理部門として経営管理や採用業務を約5年間行ってきました。
そんな経験を基にスポーツチームへの転職を志す方に少しでも有益な情報を提供できればと思っています。
【この記事で分かること】
・スポーツチームに転職しやすい職種
・スポーツチームに転職しやすい職種の共通点
・スポーツチームにへ転職する際にアピールすべき前職の経験
スポーツチームに転職しやすい職種はあるのか?
プロスポーツチームの採用担当として、複数人の採用を行う中で、職種という観点で注視してきたことについて、詳しく解説していきたいと思います。
スポーツチームに転職できない職種はない
結論から言うと、スポーツチームに転職しやすい特定の職種はありますが、
転職ができない職種というものはありません。
スポーツチームは通常の企業と同じで様々な職種が組織の中にあります。
当たり前のように採用の際は色々なポジションで募集を行うので、特定の職種が圧倒的に有利に働くという訳ではありません。
スポーツチームは小数精鋭の組織であることが多いため、採用後すぐに活躍ができる即戦力を採用する傾向にあります。ですので、転職をする際は前職の経験が募集ポジションとマッチしていることが、大切になります。
ですので、スポーツチームの通常の企業と同じになるため、全ての職種で転職の可能性があると言えます。しかし、一定の職種を経験しておくことで転職に有利に働くことはあります。
転職しやすい職種の共通点
すべての職種で転職の可能性がありますが、スポーツチームで募集されやすい職種はあります。
強いて言うならば、それが転職しやすい職種と言えます。
募集されやすい職種の共通点については以下になります。
- スポーツチームとして必要人数が多い職種
- スポーツチーム特有の専門性が高い職種
- 売上をあげることに直結する職種
詳しくは以下にて説明します。
スポーツチームとして必要人数が多い職種
当たり前のことではありますが、やはり必要とする人員が多いポジションは転職しやすい職種と言えます。
そんな中でスポーツチームで必要人員が多いポジションは何かというのが大事ですが、
やはり必要人員が多いのは試合運営に関わるポジションがその一つだと思います。
競技に関わらず、会場運営やイベント企画など試合当日に関わる人員も多く、仕事も多様となっています。また、会場が大きくなるほど必要な人員もより増え、どのチームでも人員を確保したいはずです。
試合興行担当、イベント担当 などが該当します。
→試合会場でお客様を楽しませるプロスポーツでは人数が必要となります。
専門性が高い職種
先ほども書いた通り、スポーツチームは即戦力を求める傾向にあります。
そんな中で、スポーツチーム特有の専門的な仕事をする職種は転職がしやすくなります。
チケット業務などの他の業種ではあまりないような仕事がスポーツチームにはあります。
そのような専門性の高い仕事を経験している人は、もしポジションが空いてしまうと、優先的に採用を行う必要があります。
しかし、そのようなポジションでは人員自体がそこまで必要ではないので、募集されることがありません。退職による補充がメインになるポジションになります。
チケット担当、地域振興担当、ファンクラブ担当 などが該当します。
→スポーツチームだからこそという仕事は経験者も少ない専門職です。
売上をあげることに直結する職種
こちらも当たり前のことではありますが、お金を稼いでくる仕事は重要な職種になります。
いわゆる営業職が該当しており、どのチームにも多くの人員が割かれて部署になると思います。
スポーツチームはスポンサー営業がメインとなっており、チーム収入の大きな割合を占めます。
そんなチーム経営を支える営業職は、人員が不足することがないようにするため、退職補充や事業拡大のタイミングでも募集がかかる職種だと言えます。
営業職 が該当します。
→チーム収益の大部分を担うスポンサー獲得に関わる重要な役割を担います。
それ以外の職種は転職は難しいのか?
冒頭に記載した通り、転職しやすい特定の職種はなく、全ての職種で転職のチャンスがあります。
実際に私もスポーツチームに転職した際は、人事総務系の業務経験しかありませんでしたが、試合興行担当として転職することができました。
しかし、現職の仕事がスポーツチームにそもそも外部委託などで社内に存在しない可能性があります。
そのような場合は前職の仕事がチームで生かすことが出来ず、転職が難しくなる場合があります。
スポーツチームは少数精鋭の組織であることは多いため、入社後にすぐに働ける即戦力を求めていますので、前職の経験が生かせるかというのは重要です。
未経験者の採用を行っているチームもありますので、現職の業務内容は転職に関係ない部分もありますが、現職での経験をどのように活かせるかという視点は持っておくべきです。
スポーツチームへの転職活動でどのような事をアピールすべきか?
転職しやすい職種について解説してきましたが、職種に関わらず前職の経験がスポーツチームへの転職で大事になってきます。
そんな中で特にどのような経験をアピールすべきかを以下にて解説していきます。
募集ポジションに類似する経験業務
スポーツチームは小数精鋭な組織になりますので、入社後に即戦力として働く人を必要としています。また採用を行う場合は欠員補充である場合が多く、すぐにでも募集ポジションの仕事を一人でも回せる人材を探している状況です。
ですので、やはり前職で募集しているポジションに類似する経験をしているか?ということは重視されます。入社後に大きな仕事を一人でも回せると思って貰えるような、前職での実績を定量的にアピールすることが必要になります!
しかし、専門性の高いポジションでは未経験での転職は厳しいと思われます。
一方、人員を必要とする業務のポジションでは未経験からの転職のチャンスは高いです。
募集ポジションの仕事と前職の経験がマッチするほど内定に近づくのは間違いありません。入社してすぐに活躍しているイメージを持って貰えるよう、前職の経験を棚卸しておくことは必須です。
マネジメント経験
やはり多くの人と仕事で関わる上で、マネジメント経験が現場で生きてきます。チーム側として委託する会社が沢山あり、的確な指示だしやスケジューリングは重要です。
また、スポーツチームには非正規の社員も多くいることが多いる場合も多く、社内でも指示を出す側になることがあるはずです。
前職でマネジメント経験がある場合は、取引先やその他とステークホルダーと上手く仕事してきた経験を伝えることで、入社後に現場ですぐに活躍してくれる人材と思って貰えます。
マネジメント経験がない方も、大きなプロジェクトの経験など様々な立場の人と何かを成し遂げたり経験でも問題ないです!
スポーツチームへ転職するために利用すべきサービス
スポーツチームに転職するために利用すべきサービスとして以下をオススメしています!
PLM Career
スポーツチームへの転職を考えている方は「PLMキャリア」の利用をオススメします。
PLM Careerとは
PLMキャリアはスポーツに関わる仕事に特化した転職サービスになっています。
スポーツに関わる仕事に転職したい方と、採用求人する側をつなげるマッチングサービスです。
プロ野球パ・リーグ6球団はもちろんのこと、セ・リーグ球団、サッカー、バスケットなどの他競技やメディア、サプライヤーなどスポーツに関わる全ての企業、組織の求人を紹介することができます。 引用:PLM Career サービス紹介
私が勤めていたチームでもこちらで求人を出していました。
PLM Careerのサービスの特徴
PLMは、パ・リーグ6球団共同出資の会社となっています。そのため、スポーツ業界のことを熟知しており、企業と求職者の双方が求めるベストマッチを実現しています。
こちらのサイトでした扱っていない求人も多くあり、プロスポーツチーム以外にも、格闘技などのスポーツ団体の求人も掲載されています。
サービスの流れ
他の転職サイトと同じようにサイトにて個人情報を登録が必要にあります。 ※会員登録ページ
その後、キャリアアドバイザーと面談の後、求人を紹介して貰えます。
面談の上、求人を紹介して貰えるため、ミスマッチを防ぐことができます。
PLM Careerをオススメする理由
やはりスポーツ業界に特化していることが1番のメリットになります。
他の求人サイトでは、スポーツに関わる求人がそもそも少なく、エージェントから紹介されることもまずありません。しかし、PLM Careerでは間違いなくスポーツに関わる求人を紹介して貰うことができます。
NPB、Jリーグ、Bリーグと日本のプロスポーツリーグ全ての求人が掲載されており、自身の希望にあったチームが見つかるはずです。
まとめ
この記事で伝えたかったことは以下になります。
- 最も転職しやすいのはスポーツチーム特有の仕事に関係する職種!
- 転職するにあたり大事なのは特定の職種ではなく前職での経験!
- アピールすべきは募集ポジションに類似した業務経験とマネジメント経験!
時にはスポーツチームの募集にも事業拡大の増員募集の場合もあります。その際は前職の経験に関わらず採用されることもあると思いますので、募集ポジションの経験がなかったとしても挑戦することは大事です!
専門職は前職の経験が非常に重要となりますが、試合興行担当などの人員が必要なポジションは全く関係ない職種からの転職が可能性は高いと思います!
なお、私が勤めていたチームや他チームの方との話から得たことをベースにしており、
業界全体のスタンダードという訳ありませんので、その点はご注意ください!
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