【最新情報】巨人が秋広優人を砂川リチャードとトレードした理由はなに?何故期待の選手を放出?

野球

巨人とソフトバンクが球団内のプロスペクト選手である秋広優人選手と砂川リチャード選手をトレードしました。

どちらも2025年シーズン結果は出せていませんが、1軍試合に出場している若手選手になります。

両球団のファンからは自球団の選手のトレードを嘆く声が多くSNSで上がっています。

両球団ともに何かしらの思惑はあると思いますが、ファンとしてはトレードの理由を知りたいところです。

この記事では秋広優人選手と砂川リチャード選手がトレードされた理由を考察します。

この記事で分かること
  • 秋広選手のチームでの立ち位置
  • リチャード選手のチームでの立ち位置
  • 2人がトレードされた理由

秋広選手は巨人では打撃に期待されていた

秋広優人選手は1年目から1軍出場を果たすなど巨人内でもかなり期待されていた打者になります。

今年までの4年間で1軍に153試合出場しており、平均打率「.270」と高卒選手ながらいい成績を残しています。

通算成績
試合数打席安打本塁打
2021年1試合1打席0本0本
2023年121試合439打席111本10本
2024年26試合48試合12本0本
2025年5試合7打席1本0本

2025年シーズンは開幕を2軍で迎えることになりましたが、2軍でも打席数を多く与えてもらっており、チームの期待度の高さがうかがえました。

25年2軍戦成績
打席安打本塁打三振OPS
70打席11安打2本16個.493

秋広優人選手は打撃では試合で使えば結果を残せる選手という評価を得ていたと思われます。

しかし、投手からのコンバートということもあり守備の安定感がないことを指摘されていました。

1軍では当初1塁手として出場していましたが、現在は外野(主に左翼)を守っています。

ポジション別出場試合
一塁手左翼手右翼手DH
2021年
2023年18試合74試合13試合2試合
2024年3試合5試合
2025年1試合

リチャード選手も打撃に期待されていた

砂川リチャード選手も打撃を期待されていた若手ですが、ソフトバンクの層の厚さに埋もれている選手でした。

リチャード選手は育成でソフトバンクに入団し支配下登録を勝ち取った選手になります。

2軍では2020年から5年連続で本塁打王を獲得している長打が魅力の選手になっています。

2軍での本塁打数
本塁打数
2020年12本
2021年12本
2022年29本
2023年19本
2024年18本

しかし、1軍では通算で10本の本塁打しか放てておらず直近3年では1軍でホームランを打てていません。

今シーズンは栗原選手のケガもあり、開幕1軍スタメンを勝ち取りましたが結果を残すことができず、6試合でスタメンを外れました。

トレードが発生した3つの理由

球団内で期待度の高かった秋広優人選手と砂川リチャード選手をトレードされた理由は3つあると考えられます。

トレードされた理由
  • 主力選手のケガ
  • チーム内の優先度の低下
  • 環境を変えてあげたかった

詳しくは以下で解説します。

主力選手のケガ

トレードが発生した巨人・ソフトバンクともに2025年シーズンは主力選手にケガが発生してしまっています。

巨人は「岡本選手」、ソフトバンクでは「近藤選手・柳田選手・周東選手・今宮選手」とチームの中心となる選手がケガで離脱してしまっています。

主力選手の穴を埋めるために既存戦力の活用は必要ですが、両球団は他球団からトレードで獲得を模索したのだと思われます。

巨人は1塁と3塁を安定して守り長打も期待できるリチャード選手を獲得し、岡本選手の穴埋めを考えているでしょう。

ソフトバンクは打席を与えればそれなりに打率も本塁打も打てる秋広選手を主力選手が出場していたDHや外野で起用でしょう。

チーム内の優先度の低下

秋広選手・リチャード選手ともに期待されていた選手ですがチーム内の優先度がここ1~2年で下がりトレードに繋がったと思われます。

巨人には開幕から1軍にいる秋広選手と同世代の外野手は複数人おり、結果を出している選手もいます。

同世代の外野手
名前年齢出場試合数(5/13時点)
若林楽人27歳32試合
佐々木俊輔25歳11試合
岡田悠希25歳5試合
萩尾匡也24歳8試合
笹原操希21歳7試合

通算の実績ではまだ秋広優人選手が勝っている部分が多いですが、守備面を考慮すると他選手のほうが起用しやすいでしょう。

ソフトバンクもリチャード選手が守る内野に若手選手が増えてきていました。

同世代の外野手
名前年齢出場試合数(5/13時点)
川瀬晃27歳24試合
緒方理貢25歳28試合
廣瀨隆太23歳24試合
石塚綜一郎23歳10試合

両球団ともに毎年優勝を狙っているチームであるため、結果が出せない2人を育成目的で起用し続けられなかったのでしょう。

結果的に同年代で調子が良く起用しやすい選手の優先度が高くなってしまったと思われます。

環境を変えてあげたかった

両球団は2人に期待していたからこそトレードで環境を変えてあげたったのかもしれません。

近年では現役ドラフトで環境を変えることで急に活躍する選手が多くいます。

2人も環境を変えることでチームの主力になれるポテンシャルがあるので、期待しているからこそ放出したとも思われます。

相手球団からもポテンシャルが高い選手をもらっているので、両球団ともに当たれば儲けものとも考えているでしょう。

まとめ

巨人が秋広優人を砂川リチャードとトレードした理由について解説しました。

2選手ともに多くのプロ野球ファンから期待されていた有望選手であることは間違いないでしょう。

しかし、今の環境のままでは埋もれていってしまう可能性も高かったので、いいトレードだと思われます。

2人ともすぐに1軍で起用される可能性もあるので、すぐに結果をだすことができればそのままスタメン定着もありえるでしょう。

プロ野球ファンとして2人の活躍に今後も期待したいです。

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