【FA補強撤退】西武ライオンズが補強しない3つの理由!最下位は脱出は無理か?

野球

西武ライオンズは2024年シーズンは戦力不足により圧倒的な最下位となってしまいました。

2025年シーズンに向けて戦力の充実を図るためにFA補強などに動くと思われていたところ、「FA補強はしない」というニュースが出ました。

この記事では、西武ライオンズが何故FA補強をしないのかについて詳しく解説していきます。

この記事で分かること
  • 西武ライオンズのチーム状況
  • 西武ライオンズがFAで補強しない理由

11/18 潮崎スカウトディレクターがFA補強しない発表

2024年に圧倒的な最下位となり、来シーズンに向けて大きな補強をすると思われていた西武ライオンズはFA補強しないと発表し、大きな話題になりました。

特に打撃陣はほとんどの指標でリーグ平均を下回る成績を残しています。

2024年チーム成績

(ライオンズ)打率.211 得点348 安打961 本塁打59本
(リーグ平均)打率.241 得点474 安打1123 本塁打83本

選手の補強を統括している潮崎スカウトディレクターがFA補強はしないと明言しました。

当初考えてたところはあったんだけど今のところ動きはありません。しないと思います。

シーズン終盤には期待できるような選手も出てきましたが、それでもこのままの戦力だと来年以降も最下位になる恐れがあります。

タイガースの原口選手を獲得すると思われていたが

打撃陣の改善に向けて、阪神タイガースからFA権を行使している原口選手を獲得するんでは?と言われていました。

西武ライオンズとしては、打撃に特化した選手を起用しやすいファーストや指名打者を固定できていない状況だったため。原口選手の補強はピッタリでした。

スタメン試合数
  • 一塁手
    野村大樹:40試合 .225
    山村崇嘉:24試合 .219
    アギラー:24試合 .204
  • 指名打者
    中村剛也:42試合 .191
    栗山巧 :21試合 .226
    佐藤龍世:20試合 .244

年棒的にも安く獲得できそうだったので、西武ライオンズが有力と言われていました。

しかし、潮崎スカウトディレクターの発言から原口選手の獲得はないということになります。

西武ライオンズがFA補強しない3つの理由

西武ライオンズがFA補強しない理由としていいかの3つの理由が考えられます。

FA補強しない理由
  • レベルの高い外国人選手の目星がついている
  • 若手の成長に期待している
  • そもそも勝ちに行く方針ではない

詳しくは以下にて解説していきます。

レベルの高い外国人選手の目星がついている

潮崎スカウトディレクターはFA補強をしないと話した際に、外国人選手の補強について言及しました。

初考えてたところはあったんだけど今のところ動きはありません。外国人ですね、あとは。

わざわざ外国人選手の補強について触れるということは、有力な外国人選手に既に目星がついているということが予想できます。

近年西武ライオンズは外国人選手があまり活躍できておらず、複数シーズン在籍した選手がいません。

過去3年の外国人選手
  • 21年
    マット・ダーモディ 退団
  • 22年
    バーチ・スミス 退団
    ボー・タカハシ 残留
    ディートリック・エンス 退団
    ブライアン・オグレディ 退団
    ジャンセン・ウィティ 退団
  • 23年
    ヘスス・ティノコ 退団
    デビッド・マキノン 退団
    マーク・ペイトン 退団
  • 24年
    アルバート・アブレイユ 残留
    ジェフリー・ヤン 残留
    ヘスス・アギラー 退団
    フランチー・コルデロ 退団

FA補強で選手を取らないと明言できるくらい、近年にはないレベルの外国人選手に目星がついているはずです。

今オフに補強を予定している外国人選手に自信があるならば期待しましょう。

リーグ平均以下の打撃陣を改善するためにも2人くらいの凄い外国人野手の補強が必要そうですが。

若手の成長に期待している

西武ライオンズはほとんどのポジションでスタメンを固定できておらず、若手選手が出場できる機会が多くあります。

100試合以上に出場している選手がそもそも4名しかいません。

固定ができているポジション
  • 捕 手:古賀悠斗 105試合
  • 二塁手:外崎修汰 127試合
  • 遊撃手:源田壮亮 143試合
  • 外野手:西川愛也 104試合

来シーズンもFAで実績のある選手を獲得しないということは、4つのポジションはチーム内での競争となります。

近年にドラフト上位で獲得している、渡部選手や蛭間選手、山村選手を1軍の試合で使い活躍して貰いたいという想いもあるはずです。

期待の若手と24年成績
  • #8 渡部健人(2020年ドラ1)
    11試合 打率:.178 0本 0打点
  • #9 蛭間拓哉(2022年ドラ1)
    63試合 打率:.220 1本 16打点
  • #32 山村崇嘉(2020年ドラ3)
    58試合 打率:.219 2本 23打点

他にもトレードで獲得している佐藤選手などもシーズン終盤に台頭してきているので、もしかすると若手がの躍動で再開を脱出できるかもしれません。

そもそも勝ちに行く方針ではない

西武ライオンズは選手の平均年齢も西武は2番目に若くなっており、そもそも勝ちに行く方針ではない可能性があります。

選手平均年齢
  • 阪神:25.51歳
  • 西武・ソフトバンク・日本ハム:25.91歳
  • 広島カープ:26.13歳

※24年シーズン開幕時点

前述の通りスタメンに固定できるような主力選手もおらず、力のあるベテラン選手も数名しかいない状況になっています。

そのため、短期的にチームを強化するFA補強は行わず、数年かけてチームを強化していく方針である可能性があります。

球団としても負けていても24年の決算で増収と発表されているので、短期的な勝利を考えておらず長期的に勝てるチームを構築しようとしているのかもしれません。

まとめ

西武ライオンズがFA補強しない3つの理由について解説しましたが、FA選手を1~2名補強したとしてもチーム状況はあまり変わらない気もするので、いい判断だと私は考えます。

2~3年は積極的に若手を起用しチームの底上げを図り、徐々に順位を上げていくというスタンスで良いと思います。

源田や外崎、今井といった今全盛を迎えている選手は勿体ないですが、我慢してもらうしかあませんね。

西武ライオンズの今後の動向にも注目していきます。

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