阪神タイガースに所属する青柳晃洋選手がポスティング制度を利用しメジャーに挑戦することを発表しました。
一時は阪神タイガースのエースとして活躍した青柳晃洋選手のメジャー挑戦について、SNSではファンから様々な意見があります。
この記事では青柳晃洋選手がメジャーでは活躍できない、通用しないと言われている理由について解説します。
11/5に本人がメジャー挑戦について発表
青柳晃洋選手は5日の取材時にメジャー挑戦の意向があるということを答えました。
メジャー移籍は「ポスティング制度」を利用することを考えているようで、既に球団側から制度利用の了承を得ているようです。
ポスティング制度とは?
https://spojoba.com/articles/869
スティングシステムとは、海外FA権を持たない選手がメジャーリーグに移籍する方法。
FA権を取得する前に、いち早くメジャーで活躍したいという選手が使うことがほとんど。ポスティングシステムで移籍するには条件があり、所属している日本の球団からの許可が必要。
近年でもポスティング制度を利用してメジャー移籍をした選手は多く、ほとんどの選手が移籍を成立させています。
利用者はNPBで圧倒的な数字を残し、メジャーに挑戦していますが青柳晃洋選手はここ2年成績が低迷しています。
青柳晃洋選手本人も最近の成績でメジャーに挑戦することは厳しいということを自覚しているようです。
メジャー契約でいけたらベストだけど、そんなに甘くない。ここ2年、日本で活躍していないのはわかっているが、自分の実力さえあれば上がっていけると信じていきたい。
青柳晃洋選手がしっかりと評価され、メジャー契約で移籍することができるのかが今後の注目ポイントになります。
青柳晃洋選手はメジャーで活躍できる可能性がある
青柳晃洋選手メジャーで活躍できる可能性があると、メジャーリーグのスカウトは評価しています。
クイックが巧み。投げ方が独特でメジャーにはいないタイプ。
https://www.sanspo.com/
うまくいけば牧田のような活躍ができるのでは。
2018年にメジャーに挑戦した牧田和久選手と比較して、青柳晃洋選手を評価しています。
牧田和久さんもポスティング制度を利用し、サンディエゴパドレスと2年契約を結びメジャー挑戦をしました。
牧田和久さんと青柳晃洋選手は右手投げの変則投手となっており、メジャーに同じような投げ方をする投手は少なくなっています。
メジャーリーグではリリーフとして主に起用され、良い成績を残すことはできませんしたが、メジャーの舞台で1年間投げました。
青柳晃洋選手も変則投手として、メジャー契約を貰い、リリーフとして短いイニングの起用で活躍する可能性はあるかもしれません。
青柳晃洋選手がメジャーで通用しないと言われる理由
一方、青柳晃洋選手はメジャーに通用しないという意見もあります。
通用しないと言われている理由は3つあります。
詳しくは以下で解説します。
国際大会での成績が悪い
青柳晃洋選手は東京オリンピックに出場した際に良いピッチングをすることはできませんでした。
スモールサンプルであり、慣れない中継ぎでの登板だったこともありますが、メジャー予備軍の外国人の打者相手にいいピッチングができませんでした。
過去にメジャーで実績を残した日本人選手は国際大会の舞台でも活躍していることから、青柳晃洋選手はメジャーで通用するのは難しいかもしれません。
制球に問題がある
青柳晃洋選手は制球に難がある選手であるため、メジャーに言ってそれがより悪化する可能性あります。
1試合当たりに出す四球数をあらわす「BB/9」という指標が青柳晃洋選手は通算で「2.9」となっています。
与四球率(BB/9)とは
Base on Balls per 9 Innings Pitchedの略で与四球率のこと。
1試合(9イニング)あたりいくつ四球を与えたかを指す。
引用:https://tokyudx.com/bb-9/#google_vignette
過去にメジャー移籍した投手よりも青柳晃洋選手は「BB/9」の数値が高くなっています。
メジャーリーグでは短いイニングでの起用が想定されるため、四球で無駄にランナーをためることは不安要素になります。
メジャーでは使用するボールも変わるため、より制球が悪くなる可能性もあるため、通用しないと言われています。
日本とリリーフ投手起用のルールが異なる
メジャーではワンポイント起用がルール上できなくなっており、青柳晃洋選手の良さを活かせない可能性があります。
ワンポイント登板禁止について
https://www.afpbb.com/articles/-/3268035
2020年シーズンのルール改正を発表し、投手は最低でも打者3人と対戦するか、登板イニングを終えるまで交代できないこととなった。
青柳晃洋選手としては、変則投手である利点を生かし、リリーフとして得意な右打者に対して登板したいはずです。
しかし、ルール上3人以上と対戦しないといけないことから、苦手な左打者と対戦することになる可能性が高くなります。
リリーフ起用が想定される青柳晃洋選手としては、環境的には通用が難しいと言わざる得ません。
まとめ
阪神タイガースの青柳晃洋がメジャーでの活躍が厳しいと言われる理由について詳しく解説しましたが、実際は言ってみないと分からない部分は大きいと思われます。
青柳選手としては、メジャー挑戦を以前から望んでいたようですし、自身で何か対策や活躍するためのアイディアを持っていることでしょう。
しかも挑戦の理由はお金ではないときっぱり言っているところにも好感が持てるので、挑戦を応援したいと思います。
マイナー契約になるかもしれませが、納得いくまで頑張って欲しいですね。
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