2024年シーズンは一時は首位に立っていながら急失速して、CS出場を逃してしまいました。
2025年シーズンは昨シーズンの失敗を生かしてCS進出を狙っていたはずですが、チームは下位に沈んでいます。
昨年同様にチームは「打てない」状態が続いてしまっています。
ファンの多くは「なぜ打てないのか?」と疑問に思っていることでしょう。
この記事では、2025年の広島カープはなぜ打ていないのか?について解説します。
- 広島カープのチーム状況
- 広島カープはなぜ打てないのか?
- 弱すぎるカープはCS出場は難しいか?

昨シーズン同様に「打てない」が課題

広島カープは昨シーズン同様に打撃陣と投手陣がかみ合っておらず勝つことができていません。
7/16時点で首位と約10ゲームとの差が空いてしまっています。
特に打撃陣がイマイチ上がっておらず、チーム成績でリーグ中盤の成績となってしまっています。
項目 | 成績 | 順位 |
---|---|---|
打率 | .241 | 3位 |
本塁打数 | 37本 | 5位 |
得点数 | 246点 | 3位 |
出塁率 | .296 | 3位 |
長打率 | .330 | 3位 |
シーズンを通してみるとそこまで悪くない成績になっていますが、7月に入り打撃陣の状態が非常に悪くなっています。
月 | 試合数 | 打率 | 得点数 |
---|---|---|---|
3・4月 | 25試合 | .239 | 81点 |
5月 | 23試合 | .242 | 69点 |
6月 | 22試合 | .260 | 80点 |
7月(7/16時点) | 13試合 | .213 | 16点 |
まだ他の月と比べて半分の試合しか消化していませんが、得点数は半分以下となっており、全く打てていないことが分かります。
結果的に7月の勝率は「.182」となっており、順位も下降する要因となってしまっています。
投手陣も開幕直後から徐々に調子を落としてしまっており、7月の防御率は「2.85」となっており、投打共に精彩を欠いています。
昨年も打撃陣の不調が原因で夏場以降に投手陣の調子が落ちてしまっており、今年はその状態が少し早くなっています。
このまま打撃陣の不調が続くようならば、CS出場は正直難しいと思われます。
広島カープはなぜ打てないのか?

2025年も広島カープは得点を取れていないことでファンから「打てない」と言われています。
チーム打率自体はそこまで悪くないので、チームとして得点が取れないことに問題を抱えています。
得点が取れない理由としては以下の3つが考えられます。
- 本塁打が少ない
- 1・2番の出塁率が低い
- 四球の数が少ない
詳しくは以下で解説しています。
本塁打が少ない
広島カープは2025年シーズンは本塁打数が非常に少なくなっています。
7/17時点でチーム本塁打は38本でリーグで5位の成績になっています。
月別の本塁打数でみるとシーズン通して本数が少ないことが分かります。
月 | 試合数 | 本塁打数 |
---|---|---|
3・4月 | 25試合 | 8本 |
5月 | 23試合 | 13本 |
6月 | 22試合 | 12本 |
7月(7/17時点) | 14試合 | 5本 |
昨シーズンはチーム本塁打数はリーグ最下位となっており、少し改善はしていますがまだまだ上位チームと比べると少なくなっています。
なお、チームで最も打っている選手が今シーズンから加入したファビアン選手なので、いなかったことを考えるとよりひどいことになっていたでしょう。
- ファビアン:10本
- 末包昇大:7本
- 中村奨成:4本
1・2番の出塁率が低い
広島カープは2025年シーズンは上位のチームと比べると1・2番の出塁率が低くなってしまっています。
7/17時点で広島カープの1.2番の出塁率はどちらも3割を切ってしまっています。
しかし、上位チームではどちかは3割を上回っており、首位のタイガースは4割近い成績を残しています。
チーム | 1番 | 2番 |
---|---|---|
阪神 | .357 | .365 |
巨人 | .293 | .330 |
横浜 | .288 | .301 |
広島 | .279 | .299 |
1.2番の出塁が少ないことが結果的にチーム得点数の少なさに直結していると思われます。
四球の数が少ない
広島カープは2025年シーズンはチーム全体の四球数が少なくなっています。
7/17時点でチームで獲得している四球数は203個でリーグ5位の成績となっています。
- 阪神:262個
- 巨人:230個
- 東京:219個
- 中日:215個
- 広島:203個
- 横浜:195個
リーグ最下位である横浜はその分、本塁打等の長打が多く得点数はカープより多くなっています。
チーム打率はリーグ4位となっており、打率はそこまで悪くないなかで得点数が少なくなっています。
得点が取れない要因として、チャンスを広げることに繋がる四球数は影響しているでしょう。
2025年もCS出場は難しいか?

広島カープは2025年もCSへの出場はかなり難しいと思われます。
前述の通り、昨シーズンからの課題である打撃は大きく改善している訳ではなく、昨シーズンより早いタイミングで成績も落ちてきています。
投手陣の調子も落ちてきており、チームとして上がり目がない状態となっています。
新戦力も台頭してきていますが、まだまだチームの状況を変えるくらいの活躍はできていません。
タイガースを除く上位チームもそこまで調子がいい訳ではありませんが、広島カープが追い越すほどの勢いはないでしょう。
まとめ

2025年の広島カープはなぜ打てないのかや弱すぎる理由はなんなのか解説しました。
やはり野球は打てないと勝てないので、カープの今の状況はかなり厳しいと思います。
7月に入り月間の得点数がほぼ半減しているのは何か理由があるかもしれません。
このままでは投手陣が復調したとしても勝つのは難しいでしょう。
昨シーズン同様に失速してCSを逃すことになれば、新井監督は解任させるかもしれません。
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