西武ライオンズの平良海馬選手が2025年に向けての契約に折り合いがついていないと報道されました。
球団側と揉めている理由は「起用法」となっており、先発か中継ぎかで折り合いがついていないようです。
この記事では、平良選手を中継で起用したい西武ライオンズの思惑や先発で起用しない理由について解説します。
ライオンズは平良選手を中継で起用したい
西武ライオンズは契約更改で平良選手に2025年シーズンを中継で起用したいと本人に伝えたようです。
契約更改後に平良選手本人がインタビューで中継での起用を示唆されたと答えています。
「配置です。先発か中継ぎかの件で、サインできない状況です。
https://full-count.jp/
11月初旬には西口監督からは中継での起用について話があったようで、契約更改の場で改めて中継での起用を示唆されたようです。
平良選手は今シーズンの途中から中継として素晴らしい成績を残しており、リリーフとしての圧倒的な実力を披露しています。
過去にも中継ぎとしての実績が豊富で来シーズンに配置転換をしても問題なく活躍することになるでしょう。
ライオンズ首脳陣が中継で起用したいという気持ちにも納得できる部分はあります。
平良選手を先発で起用しない3つの理由
西武ライオンズが平良選手を先発として起用しない理由は以下の3つだと思われます。
詳しくは以下にて解説します。
中継が壊滅している
ライオンズの中継はプロ野球界での最低の中継陣といっても過言ではありません。
ライオンズは今シーズンは圧倒的な最下位となっており、打撃面・守備面どちらもリーグ平均を下回る成績となっています。
特に中継陣の成績はひどく、防御率が3点台を大きく上回っています。
パリーグの平均防御率が「.303」となっているので、いかにライオンズの中継ぎが悪い成績なのかが分かります。
救援陣が壊滅的な成績となっている中で、平良選手を中継として起用し立て直しを図りたいのでしょう。
守護神が退団してしまう
2024年に守護神を務めたアブレイユ選手と来季の契約が結べず、12/3に自由契約としています。
アブレイユ選手はライオンズのリリーフ陣では1番の成績を残しており、来シーズンも間違いなく必要な選手でした。
しかし、交渉が上手くまとまらなかったようで自由契約となってしまっています。
アブレイユ選手が抜けた穴を埋められる選手がライオンズ内には平良選手しかいないと球団側が思っているのでしょう。
先発で起用したい選手がいる
ライオンズには若手で先発できる投手が多くおり、平良選手を先発で起用しなくてもローテーションを構築できます。
ライオンズは近年ドラフトで先発投手を上手く補強できており、2023年ドラフト1位の武内選手は今シーズンの新人王にも選ばれています。
2024年は10試合以上先発している投手が5人おり、枚数的にも揃ってはいます。
他にも先発として期待されている「羽田投手」や「杉山投手」など先発として育てていきたい投手もいます。
球団としては、中継で実績のある平良投手をわざわざ先発で起用せずに、若手を積極的に使いたいとおもっているのでしょう。
来季オフにはメジャー挑戦か?
平良選手は以前からメジャー挑戦したいという気持ちを話しており、来シーズンにはポスティング移籍を球団に直訴する可能性があります。
起用法で揉めるような球団でプレーし続けたいとは思わないでしょうから、メジャー移籍を考えるには必然です。
平良選手は2025年に25歳となるため、25歳ルールから対象から外れ、球団としてもポスティングで平良選手を放出しやすくなります。
平良選手としては、自身の希望する起用法でプレーできる環境を求めメジャー挑戦したいでしょう。
まとめ
平良選手がなぜ来季に中継で起用されそうになっているのか、先発で使わない西武ライオンズの意向について解説しましたが、平良選手は先発で起用して欲しいと私は思います。
ライオンズは中継ぎが壊滅しているのでリリーフを強化したいと思っているでしょうが、先発でも活躍できる平良選手をわざわざ中継で起用するのは勿体ないです。
ライオンズが今後優勝するためには若手の育成は必要だと思いますが、平良選手のような優秀な投手を先発で使わないのは負けに行っているといっても過言ではないでしょう。
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