巨人は2024年シーズンは2020年以来のリーグ優勝を果たすことができました。
CSでの敗退となってしまいましたが、2025年に向けても多くのファンから期待の声が多くあがっていました。
更にオフにはFAで甲斐拓也選手を補強し、弱点にもなっていた捕手を固定できるということで期待値は更に上がっていました。
しかし、巨人は6月終了時点で3位と期待ほどの成績を残すことができていません。
その原因が甲斐拓也選手だとネットでは言われてしまっています。
この記事では甲斐拓也選手が出場した試合は勝率が低いのかやリードが悪いのかについて考察していきます。
巨人は6月終了時で3位

巨人は6月終了時点で2025年開幕前に期待されていたような成績を残すことができていません。
リーグ優勝したにも関わらずCS敗退したことで、2025年シーズンに向けて5年振りにFAで選手を獲得していました。
しかし、5月に入りチームは失速し始め、一時はCS出場圏外の順位まで落ちることにもなりました。
順位的には悪くありませでしたが、ケガで離脱した岡本選手が原因でチームの得点数が大幅に下がってしまっていました。
月 | 試合数 | チーム打率 | 得点数 |
---|---|---|---|
3.4月 | 27試合 | .254 | 93点 |
5月 | 25試合 | .235 | 68点 |
6月 | 22試合 | .227 | 53点 |
チーム全体の打撃成績はまだセリーグ内でも上位にはいますが、優勝が狙えるような成績という訳ではありまん。
投手陣の調子もそれほどいい訳ではなく、開幕から6月終了まで2点台後半の防御率となってしまっています。
月 | 試合数 | チーム防御率 | 失点数 |
---|---|---|---|
3.4月 | 27試合 | 2.72 | 80点 |
5月 | 25試合 | 2.64 | 79点 |
6月 | 22試合 | 2.60 | 61点 |
結果的に得失点差では7/4時点で「ー9点」となっており、チームが首位に立てていない理由が分かります。
\話題の”魚雷バット”完全受注生産 ¥64,800/
甲斐拓也選手の活躍に不満の声が多数
FAで加入した甲斐拓也選手の活躍に不安を持っているファンが多くおり、SNSで批判の声が上がっています。
— こう (@Koh_nogi1534) July 6, 2025
今シーズンの阿部監督のチーム采配
— りょーきくん (@rryyookkii_kun) July 6, 2025
・出ずっぱり甲斐拓也
・捕手扱いされない大城卓三
・謎の捕手4人体制
・リチャード(ロマン砲)への固執
・外野手のベンチ入りの少なさ
・ライデル1度の救援失敗で登板回避
不調とか怪我人も多いからやりくりしてるんやろうけど、なんか色々と偏ってるんよな…
甲斐拓也さんそれもういいよ笑
— マンゴーラッシー (@trepantion7) July 6, 2025
打撃の期待度
— ✶˖⋆⁂澟⁂⋆˖✶ (@GO_GIANTS_rin06) July 4, 2025
伊織>門脇>甲斐
阿部はまず基本甲斐への期待値が高すぎる。リードは100歩譲っても打撃に期待するなよ。 #giants
— たがろぐV2 (@tagalogbaseball) June 27, 2025
甲斐拓也選手に対する批判としては2つの内容が多く見られます。
- 打撃によるチームへの貢献
- 他捕手との併用
甲斐拓也選手の最も強みだとされている守備面への批判は特にありません。
巨人ファンが過度に期待しすぎているのが批判を受ける原因なのかもしれません。
甲斐拓也選手が負けの原因になっているのか?

甲斐拓也選手が巨人が調子が悪い原因と言われていますが、決してそのような訳ではありません。
ネットでは甲斐拓也選手が出場している試合では勝率が悪いと言われています。
実際に甲斐拓也選手がスタメン出場した試合での勝ち星は徐々に減ってきています。
月 | 試合数 | 甲斐スタメン試合 | スタメン時勝ち数 | 他試合の勝ち数 |
---|---|---|---|---|
3.4月 | 27試合 | 27試合 | 15試合 | ー |
5月 | 25試合 | 16試合 | 8試合 | 5試合 |
6月 | 22試合 | 8試合 | 1試合 | 8試合 |
勝率を比較してみても、甲斐拓也選手が出場した試合での勝率は他の捕手がスタメンででた試合よりは低くなっています。
月 | 試合数 | 勝ち数 | 勝率 |
---|---|---|---|
チーム全体 | 74試合 | 37試合 | .459 |
甲斐選手スタメン | 51試合 | 24試合 | .470 |
他選手スタメン | 23試合 | 13試合 | .565 |
しかし、出場試合数が他捕手の倍になっているので、甲斐拓也選手がチーム不調の原因であるとは断定できません。
最も勝率の高かった3・4月は全ての試合で甲斐拓也選手がスタメンで出ているので、チーム全体の調子の悪さが問題だと言えるでしょう。
甲斐拓也選手のリードは悪い?

甲斐拓也選手のリードが悪いとネットでは言われていますが、決してそのようなことはないと思われます。
甲斐拓也選手はWBCやオリンピックと数々の代表戦でも捕手として出場しており、日本代表に貢献しています。
更にソフトバンクでも8年間正捕手として出場し、複数回のリーグ優勝・日本一になっています。
そんな数々の実績を持っている捕手のリードが悪いということはないでしょう。
ソフトバンク時代の甲斐選手が100試合以上出場したシーズンではチーム防御率は安定しています。
年 | 出場試合数 | チーム防御率 |
---|---|---|
2024年 | 119試合 | 2.53 |
2023年 | 139試合 | 3.27 |
2022年 | 130試合 | 3.07 |
2021年 | 143試合 | 3.25 |
2020年 | 104試合 | 2.92 |
巨人は7/7時点でチーム防御率が2.57となっており、昨年も2.49で防御率に大きな違いはありません。
甲斐拓也選手が原因で成績が悪くなっているということもないでしょう。
リードが悪いのではなく、単純にチーム全体の調子が悪いということになると思います。
まとめ

巨人の甲斐拓也が出場した試合は勝率が低いのかや勝てないにはリードが原因なのかについて考察しました。
2025年シーズンは甲斐選手に関係なく、巨人自体の調子が悪くなってしまっています。
チームの勝敗が悪いので、FAで加入した甲斐選手に批判が向くのはしょうがないでしょう。
開幕直後は打撃成績も良かったのに、チームと共に徐々に調子を落としたことも印象として悪くなっている原因かもしれません。
7月に入り4位にも落ちてしまっていますが、今後は他捕手と併用され徐々に調子を上げていくかもしれません。
コメント