2023年オフにメジャーリーグに挑戦していた上沢選手がNPBに復帰することになりました。
古巣である日本ハムに復帰すると思っていたファンも多い中、ソフトバンクでNPBに復帰することとなりました。
この上沢選手のメジャー挑戦からNPB復帰の一連の流れをネットでは「上沢式FA」と呼ばれ出しています。
この記事では「上沢式FA」について詳しく解説していきます。
- 上沢式FAとはどのような事を指すのか？
- 有原式FAとの違い
「上沢式FA」とはポスティング移籍し日本に帰ってくること
上沢選手がソフトバンクへ入団することになり、メジャー挑戦からの一連の流れを「上沢式FA」とネットは呼んでいます。
上沢式FAはどのようなものを指すかというと、以下のようになります。
FA権取得前にポスティングでマイナー契約でメジャーへ挑戦し、短期間で日本復帰する上に同一リーグの別チームで復帰すること
FAという言葉が付いていますが、FA権を行使したという訳ではなく、「FAのように好きな球団に移籍ができる」という点で使用されています。
更に詳しく上沢式FAを分解すると以下のような構成要素となります。
- MLBの在籍期間が3年以下
- 国内FA権取得前にポスティングを利用
- NPB復帰が元所属球団と同一リーグ
- マイナー契約でメジャー挑戦
今まで多くの選手がメジャーに挑戦しており、上沢式FAの構成要素に一部当てはまる選手は複数人いますが、上沢選手は４つ当てはまる初めてパターンとなります。
「上沢式FA」が批判される理由は心情的な問題
上沢式FAはNPBが定めている移籍のルールなどに反していることはありませんが、多くのファンから批判されています。
上沢式FAが批判されるのはファンの心情的な部分が強く出ているからになります。
ネットでも以下のような「ルールに反してはいないが気に食わない」という意見が多く見られます。
自チームのエースだった選手が1年で急にライバルチームに移籍することになったら気に食わないのは当然だと思います。
有原式FAとの違いは「メジャーリーグからの評価の差」
2024年にメジャーリーグからソフトバンクでNPBに復帰した有原選手も「有原式FA」と言われファンから批判されていました。
今回の上沢式FAと有原式FAの大きな違いは「メジャーリーグからの評価の差」になっています。
上沢選手と有原選手はどちらもポスティングでメジャーに挑戦していますが、上沢選手はマイナー契約での移籍となりました。
金額だけ見ても大きな差があり、メジャーリーグからの評価の差が分かります。
評価の差がポスティング制度で送りだした日本ハムに入る譲渡金の差にもなっています。
有原選手も上沢選手と同じように「メジャー挑戦から短期間で別球団に復帰」したということは変わりありません。
しかし、球団にとってお金も入ってこないメリットのないポスティングを認めたのにということが上沢式FAの大きな問題です。
まとめ
上沢直之選手が行った「上沢式FA」についてや「有原式FA」との違いについて解説しましたが、上沢選手のソフトバンク入りは心情的に嫌悪感を感じてしまうのはしょうがないと思います。
夢を後押しして貰った球団を裏切るという見え方ができてしまっているので、上沢選手は完全な悪役だと思います。
しかし、我々が見えない部分でソフトバンクを選ばざる得なかった理由もあるかもしれないので、一概に上沢選手を悪役にするのも違うかもしれません。
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