【テラス効果】テラスによってドラゴンズのホームランは増える?他球場では本数が増加!

野球

2026年にホームランテラスの設置をバンテリンドームで検討しているということが発表されました。

ドラゴンズは近年全く打てないチームとなっており、長打力不足の解消が必要不可欠な状況となっています。

この記事ではホームランテラスの設置により、ドラゴンズの長打力不足が解消されるのかについて解説します。

この記事で分かる事
  • ドラゴンズ打線の現状
  • テラスを設置した他球場では本塁打が増えたか
  • ドラゴンズの長打力不足は解消されるのか

ドラゴンズは近年長打力不足が課題

ドラゴンズはここ5年間長打率がリーグでずっと下位に沈んでおり、結果的に長打力不足により勝てていません。

5年間の長打率
  • 2020年:.360(最下位)
  • 2021年:.331(最下位)
  • 2022年:.341(最下位)
  • 2023年:.326(最下位)
  • 2024年:.330(5位)

2024年シーズンこそリーグで5位になりましたが、4年連続で最下位の長打率となっています。

長打率が低い理由としては、本塁打数が非常に少ないことが大きな原因となってます。

5年間の本塁打
  • 2020年:70本(最下位)
  • 2021年:69本(最下位)
  • 2022年:62本(最下位)
  • 2023年:71本(最下位)
  • 2024年:68本(5位)

長打率と同じく2024年シーズンこそリーグ5位となっていますが、年によっては1位がドラゴンズの約3倍本塁打を打っている年もあります。

本塁打が少ない事でチームの総得点数も低くなっており、ここ5年はずっとリーグ最下位の得点数となっています。

5年間の得点数
  • 2020年:429点
  • 2021年:405点
  • 2022年:414点
  • 2023年:390点
  • 2024年:373点

ペナント3年連続最下位を脱出するためには、長打力を改善することがまず必要となってくることは間違いないでしょう。

バンテリンドームは本塁打が出にくい球場

バンテリンドームは現在12球団で2番目に本塁打が出にくい球場となっています。

パークファクターという指標でバンテリンドームは甲子園球場についで2番目にホームランが出にくいとデータが出ています。

パークファクターとは?
平均的な球場に対して、球場ごとの成績の偏りを表す数値指標がパークファクターである。
本拠地としている球団の成績には左右されない指標となっており、純粋に「平均的な球場に対して当該球場では本塁打を何倍打ちやすいか」を示している。

プロ野球データ・パーク
ワースト5球場
  • 甲子園:0.62
  • バンテリン:0.69
    楽天モバイル:0.69
  • マツダ:0.74

長打・得点力不足であるドラゴンズにとっては相性の悪い球場で野球をしている状況となってしまっています。

テラス席の設置でホームラン数は増加する

球場にテラス席を設置することで、ドラゴンズはホームラン数が増加し得点力がアップすることは間違ありません。

近年に新しくテラス席を本拠地に設置した、「千葉ロッテマリーンズ」や「ソフトバンクホークス」はテラス設置後に本塁打数が増加しています。

ロッテのケース

設置前(18年):78本
設置年(19年):158本
※リーグ平均は両年約140本

ソフトバンクのケース

設置前(14年):95本
設置年(15年):141本
※リーグ平均は両年約100本

両チームともにテラス設置の年にホームラン数がかなり増加しています。

ドラゴンズもバンテリンドームにテラス設置すればホームラン数が増加するのは間違いないでしょう。

狭い球場では本塁打は打てている

ドラゴンズは狭い球場ではしっかりとホームランを打つことができています。

前述のパークファクターが低くなっている球場を本拠地として試合数に換算した場合、本数がかなり多くなります。

球場名パークファクター試合数本塁打数1試合あたり本拠地換算
バンテリンD0.6969試合28本0.4本
東京D1.110試合7本0.7本48本
神宮1.9213試合13本1本69本

ホームランを出やすくさせることができればドラゴンズもホームランを打てるチームになれる打力を持っています。

テラスを設置したロッテとソフトバンクの本拠地もパークファクターがかなり高くなっています。

テラス設置球場
  • みずほPayPay:1.25
  • ZOZOマリン:1.04

バンテリンドームもテラス設置により、パークファクターが「1」を超えれば、長打力不足の解消につながるでしょう。

まとめ

この記事のまとめ
  • ドラゴンズは本塁打が最も少ないチーム
  • バンテリンDは2番目に本塁打が出ない球場
  • テラスを設置すると本塁打数は増える
  • ドラゴンズが狭い球場なら本塁打が打てている

バンテリンドームのテラス設置よってドラゴンズのホームランは増えるのか詳しく考察しました。

2026年に設置予定とのことですが、すぐにでもテラスを設置してもいいかと思います。

ドラゴンズ側も被ホームラン数が増えると思いますが得点が増えることの恩恵の方が大きいと思われます。

ドラゴンズがまた強いチームになるために何とかしてテラスの設置を早急に行って欲しいものです。

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