【スポーツビジネス】元採用担当が教える!スポーツチームへ転職するために考えておくべきこと

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知りたい鶏
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応募書類や面接に向けて準備したいので、どんなことを考えておくべきか知りたいぞ!

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どうもスポーツチームで採用担当をしていた30代です。

スポーツチームで働きたいと思っている人は多くいると思います!

しかし、求人は少ないし、転職に向けての準備で何したらいいか分かりませんよね。

転職活動にあたって考えておくべきことを書き出ししました。

スポーツが好きでいつかスポーツの仕事がしたいと思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?私もそのような考えで、スポーツチームへの転職を志していました。
しかし、メーカーや商社よりもスポーツチームは人気でありながら、求人数が少なく就き難い仕事です!

そんな高倍率を勝ち取抜き、私は歴史あるプロスポーツチームで、約5年間中途採用の担当し、試合運営の担当を3年任されました。そんな経験を基にスポーツチームへの転職を志す方に少しでも有益な情報を提供できればと思っています。

なお、これは私が勤めていたチームや他チームの方との話から得たことをベースにしているので、
業界全体のスタンダードという訳ありませんので、注意してください。

スポーツチームへの転職前に考えるべきこと

スポーツチームの勤務では4年間管理部門として、中途採用を行ってきました。
4年間で複数名の採用を行う中で感じたことや、実際に応募者の方と話すなかで「これは転職を考える前に考えておくべきだ」と感じたことが以下になります。

  • 「何故スポーツチームで働きたいか」という明確な理由
  • 募集職種に対して生かせる今までの経験
  • スポーツチームでどのような仕事で貢献できるか
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詳しい理由については以下にて解説します。

「何故スポーツチームで働きたいか」という明確な理由

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これはどの業種でも当たり前に考える志望理由と同じだと思いますが、スポーツチームへの転職だとより重要になってくる要素だと私は考えています。

人気な業種である

冒頭にも書いた通り、スポーツ業界は人気業種になります。
特にプロスポーツチームは求人が極端に少なく募集も不定期で高倍率です。

そんな中、志望理由が曖昧だと必ず埋もれてしまいます。
特に「スポーツが好きだから」という理由の方は必ずといって良いくらい落ちます。
”好きだから何故仕事にしたいのか?”という部分まで自分の中で動機付けが必要です。

書類選考の段階だと問われることはないチームもあると思いますが、面接だと聞かれることは多いで準備が必要です。

”スポーツ”は誰にでも理由付けができる

メーカーや商社の商材やサービスは誰もが関わったことがないモノやコトです。
しかし、スポーツは誰しもが生きている間に関わるもです。

そんな誰もが関わったことのあるスポーツを仕事にしたい理由は誰にでも思きます。
更にスポーツチームで働きたい人と思っている人だと尚更ですよね。

そんな中で、ありきたりな理由でスポーツチームへの転職を志してもやはり埋もれす。
スポーツという誰しもが興味のあるコトを仕事にする理由が必要です。

特別な理由が必要という訳ではありませんが、”自分がスポーツを仕事にしたい”という思いや働きたいという意思が伝わる理由付けは必要です。

募集職種に対して生かせる今までの経験

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こちらも転職する際には当たり前に考えることではありますが、スポーツチームの中途採用は即戦力を求める傾向にあるので、前職の経験は非常に重要です!

求める人物が明確である

スポーツチームは小数精鋭部隊であることが多いです。
更にシーズン中では常に試合が行われており、目先の準備等に時間を使います。
よほどの余裕があるチームではない限り社員の育成はできません。

そんな状況の下で、入社してもらう人材は「今すぐにでもその仕事を回して欲しい」というチーム側の要望があるということです。

他の業種でも経験や実績を重視し、中途採用は行われているかと思いますが、スポーツチームは時間をかけて人材育成が簡単にできない都合上より、それが顕著になります。

スポーツチームもやってることは普通

スポーツチームという特殊な業種ではありますが、結局行う仕事は普通です。
人事や、営業、広報、販売、カスタマーサポートと普通の会社にある機能です。

私はスポーツの仕事をする前にメーカーで働いていましたが、管理部門の仕事は前職と全く同じでした。よっぽど普通の会社では経験できない仕事は競技に関わる部分だけです。

他は売るものがただスポーツチーム関わる様々なモノやコトなだけです。

スポーツチームで働くといって、前職の経験が全く生きないという訳ではありません。
経験や実績は明確にアピールできるようにしておくことが必要です。

スポーツチームでどのような仕事で貢献できるか

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スポーツチームは様々な仕事があります。ファンとしてみているチームは会社全体のほんの少しになっています。入社してやりたいことを明確にしておいた方が企業理解が深まります!

ファン目線より高い視座を持つ

「チームが好きだから」、「チームの力になりたい」という気持ちは全く悪くないと思います。
しかし、その思いを持って会社で何をしたいのでしょうか?
好きなだけで入社させるほどスポーツチームには余裕はありません。

やはりスポーツをビジネスとして見て、「こんなことが必要だ!」、「ここはもっと良くなるはず」という視点で話し、考えるようにしましょう。

チームとしてよりお金を稼ぐ、ファンを増やす、地域社会に貢献するというミッションに対して、どんな仕事で貢献していくかイメージが必要です。

見えていない仕事を想像する

実際に消費者としてスポーツチームに関わることは様々な場面であります。
「実際に試合を観に行く」、「グッズを買う」、「ファンクラブに入る」、「公式SNSを見る」とチームとして様々なサービスを提供しています。

しかし、その裏に多くの準備や工程が存在します。普通の会社でも当たり前ですが、消費者に届くまでに様々な仕事があります。

スポーツチームもそれが同じだと理解し、先ほど書いた自身の経験をその中でどのように生かせるのか考えることで、アピールポイントが明確になります。

見えている部分だけでなく、チームを運営する会社として自分が過去の経験からどのような成果をチーム内であげるのかをアピールする必要があります。

基本的にはスポーツチームに転職するとしても、普通の企業に転職するときと同じ準備は必要になります
しかし、特殊業種であうことは間違いなく、選考の倍率が高く、消費者側が思っているより奥の深い業種です。そんなスポーツチームへ応募するには、より念入りな準備と対策が必要です!

スポーツチームへの転職に向け行う対策

転職に向けて考えるできことを3つ紹介しましたが、考えるだけでは転職が成功するわけではありません。それをベースに対策を行っていく必要があります!

私が考える考える対策については以下の通りになります。

  • 募集しているチームの状況を確認する
  • 募集しているポジションに対して理解を深める
  • 応募するポジションと自分の経験を照らし合わせる
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詳しくは以下にて解説します。

募集しているチームの状況を確認する

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これも通常の転職でいうところの”企業研究”です。

転職するときは皆さん当たり前ですが企業研究を行うと思います。それはスポーツチームに転職する際も同じです!

企業研究は「業界内でのポジション」や「中長期計画」、「他社との差別化点」だのを知らべると思います。それはスポーツチームでも同じです。「受けるチームはリーグ内でどのようなポジションか?」また、「このチームの良さは何か?」といったようなことです。

しかし、注意が必要なのは”チームとして”ではなく、”会社として”になります。
チームとして見ると、スポーツ好きは競技的な視点が入ってしまうと思いますがそれは副次的なものだと私は思います。大事なのは会社として、どのような方針で経営をしているかです。

しかし経営的な方針はハッキリと書いてはいないことが多いので、
財務状況や近年のチーム活動を見て推測することが必要になります。

募集しているポジションに対して理解を深める

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スポーツチームの仕事は好きな人ほどなんとなくイメージできると思いますが、なんとなくではなく、深い理解は必要です!

先ほど書いた通り、求人の仕事内容はファン目線で読み取ってはいけません!
「会場でスタッフの動きはこうだったとか」、「チームからこんなサービスを受けた」など体験から求人内容はイメージはしやすいと思いますが、それは社員ではなく、委託先が行っている可能性があります。

前項の”考えるべきこと”で書いた通り、見えている仕事の裏まで考える必要があります!
裏まで考える最も大事な情報が求人になりますので、求人内容の確認は念入りにしてください。
更にそこにチーム状況も踏まえて考えるとより解析度が上がります。

実際の求人で考えてみる

例えば以下はBリーグの千葉ジェッツの興行担当の求人になります。(2024.8.22時点)
 ※参照元:https://chibajets.jp/recruit/joboffer/20240808/

仕事内容だけ見ると、「会場のスタッフだな」となんとなく分かります。
ですが、募集背景に「新アリーナの竣工」というものがあるので、今よりもイベントの充実や会場内の警備強化の役割を担う可能性があり、求められる経験や素養が予想できます。

この求人だと新アリーナの興行担当として、どう仕事を行わないといけないか?
と解析度高くイメージを持つことで他応募者と差別化が可能です。

応募するポジションと自分の経験を照らし合わせる

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募集しているポジションへの理解が深まったら、自身の前職の経験やスポーツチームへ想いをどのように生かせるかを考えていきましょう。

こちらも”考えるべきこと”で書いた通り、スポーツチームではありますが、仕事は普通の会社と同じです。前職までの経験をどのように発揮できるか業務の棚卸をしておきましょう。

しかし、チームが求めているのは即戦力です。具体的にこれくらいやれるという具体的な経験や実績を含めて説明し、イメージを持って貰う必要があります。

曖昧なイメージで入社をしてしまうと、経験のないことや分からない事を大量にこなさないといけない可能でが出てきますので、自分を守るためにも必要です。

求人票に記載されている業務内容通りではなく、その裏にある求められていることを理解し、即戦力としてどのように貢献できるかを説明できる必要があります。

スポーツチームへの転職を行う対策としても、企業分析・自己分析は必須になります!
チームとして求めているのは即戦力であることを理解し、より深い業務内容の理解とそれにマッチした経験を出し、すぐに活躍できるとチーム側にアピールできるようにしましょう!

まとめ

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この記事で書きたかったことをまとめると以下になります。

  • スポーツチームでも転職の準備は変わらないがより即戦力としてのアピールが必要
  • ファンとしてではなく、ビジネス目線でチームを調べる
  • ミスマッチを防ぐためにもチームが求める人物像の解説度を上げる

スポーツチームで働くことは非常にやりがあり、好きなことを仕事にできる楽しさがあります!
しかし、激務でフォローがあまりない環境でもあります。(病気で辞める方を何人も見てきました)

ですので、入ることをゴールするのではなく、入ってからどのような仕事で自分の好きなスポーツやチームに貢献するかをイメージしてから応募するようにしましょう!

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スポーツチームは過酷な環境ですが、非常にやりがいがあります(笑)

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