広島カープの九里亜蓮選手がFA権を行使することを発表しました。
先発投手として長年活躍を続けている九里亜蓮選手を欲しがる球団を複数あると予想されています。
この記事では九里亜蓮選手のFA移籍した際のランクや移籍先候補として挙がっているチームを詳しく解説していきます。
12日にFA権の行使を本人が発表
九里亜蓮選手は12日にFA権を行使し、海外移籍も含めて移籍先を探すと発表しました。
九里亜蓮選手は広島カープ一筋で先発として活躍している選手となっており、先発は欲しいチームが複数獲得に乗り出すと言われています。
入団した2014年から先発として1軍で活躍しており、2021年には最多勝のタイトルを獲得しています。
九里亜蓮選手の強みは「タフさ」と言われており、2017年から8年連続で、「20登板以上で100イニング以上」投げています。
安定して稼働し勝ち星も期待できる九里亜蓮選手は非常に魅力的な先発投手であり、欲しがる球団も多くなっています。
九里亜蓮選手は「Bランク」選手
九里亜蓮選手はランクは「Bランク」の選手となっています。
FA選手のランクとは?
https://spaia.jp/column/baseball/npb/2592
移籍前に所属していた球団内の年俸の順位によって決まる。
FA制度によって選手を獲得した球団は、旧所属球団へ金銭または人的補償をしなければならない。
補償内容は選手のランクにより異なる。
九里亜蓮選手を獲得した選手は「金銭」か「人的補償選手」を広島カープに差し出さなければいけません。
ランク振り分けと補償内容
Aランク:日本人選手の上位3位
旧年俸の80%の金銭 又は
プロテクト外の選手1名+旧年俸の50%の金銭
Bランク:4位から10位までは
旧年俸の60%の金銭 又は
プロテクト外の選手1名+旧年俸の40%の金銭
Cランク:11位以下
金銭・人的補償ともになし
九里亜蓮選手は広島カープでは外国人を除くと4番目の年棒となるため、「Bランク」選手となります。
先発として実績のある選手を人的補償か金銭で獲得できるのは他球団にとっては非常に魅力的です。
移籍先はメジャーの可能性が高い?
九里亜蓮選手はメジャーのチームに移籍する可能性が高いと言われています。
広島カープの球団幹部もメジャー挑戦の意思があるということを話しています。
メジャーに挑戦する可能性が高いと言われている理由は以下になります。
詳しくは以下にて解説します。
海外FA取得までFA権を行使しなかった
九里亜蓮選手は国内FA権を2021年に取得していましたが、海外FA権を取得する今年まで権利を行使していませんでした。
もし、「国内移籍」や「今よりも高い年棒」を希望したならば、2021年に最多勝を受賞したタイミングが最も望ましかったでしょう。
しかし、絶好のタイミングである2021年に行使しなかったということは、メジャー挑戦の意向が高かったという事になります。
九里選手はアメリカで生活した経験がある
九里亜蓮選手は幼少時代にアメリカで生活した経験があり、父親はマイナーリーグでプレーした経験のある方になっています。
1年ではありますがアメリカ出身の父親とアメリカで過ごしており、更に九里亜蓮選手の父親もメジャーを目指して野球をプレーしていたようです。
FA権行使の会見でも家族と移籍について話したということは語っており、メジャー挑戦について父親と相談したことが予想できます。
いろいろ考えたが、しっかり家族とも話し合い決断した。
https://chunichi.co.jp/article/985231
どんどん挑戦することが大事だし、最終的に自分で判断したことに対して変わらず応援すると。そういう言葉をかけてもらった。
九里亜蓮の移籍先は12月末ごろに決定か
九里亜蓮選手が移籍する場合に移籍先が決定するのは12月末ごろになります。
これからメジャーも含めたすべてのチームと交渉し、契約がまとまり次第、移籍先が決定するという流れになります。
近年FAでメジャー移籍した選手のほとんどが年内に移籍先を決定しているため、九里亜蓮選手も同じようなタイミングで移籍先は決まるでしょう。
もし、国内移籍する場合はメジャーとの交渉を終えてからになるので、年をまたぐ可能性があるかもしれません。
まとめ
九里選手のFA移籍について詳しく書きましたが、九里選手は多くのチームが欲しがる選手であることは間違いありません。
しかし、本人はメジャー志向が強いようなので、どこに移籍することになるのか分かりません。
最近ではメジャーに挑戦した日本人選手の多くが活躍しているので、九里選手も頑張って欲しいですね。
もし日本に残ることになったとしたら、獲得できたチームは大きな戦力アップになることでしょう。
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