ヤクルトスワローズは2024年シーズンに何とか5位となりましたが、3年前の日本一から一転暗黒期に突入したかもしれません。
2025年シーズンも弱いと思われていましたが、オープン戦ではそれなりに戦うことができていました。
しかし、オープン戦の成績はあてにならないとも言われており、2025年のヤクルトスワローズも弱いのでは?という声もあります。
この記事では、2025年のヤクルトスワローズが弱すぎる理由やそれはなぜなのかについて解説します。
- ヤクルトスワローズの開幕前の現状
- 開幕後のチーム状況
- ヤクルトスワローズが弱すぎる理由
- 2025年シーズンの展望

オープン戦では全体3位の勝率を記録

ヤクルトスワローズは2025年シーズンのオープン戦で全体3位の勝率を記録しています。
3月23日の全てのオープン戦の日程を終え、15試合で勝率「.615」となりました。
チームとして8勝をあげていますが、チーム成績では目立った成績は特にありません。
項目 | 成績 |
---|---|
打率 | .223 |
本塁打数 | 9本 |
防御率 | 2.51 |
失点数 | 47点 |
失策数 | 17個 |
失策数は12段ワーストとなっていますが、他成績は平均以上の成績を残すことはできています。
このままの調子でシーズンに入ることができれば、CS出場も現実的になるかもしれませんでした。
開幕カードで早速3連敗

ヤクルトスワローズは開幕カードで3連敗を喫し、「2025年シーズンも弱いのでは?」という不安を払拭できませんでした。
まだ開幕3戦ではありますが、失点が21点となっており投手陣が機能していないことが分かります。
試合 | 失点数 | 負け投手 |
---|---|---|
1戦目 | 6失点 | 清水昇 |
2戦目 | 12失点 | 吉村貢司郎 |
3戦目 | 3失点 | 高橋奎二 |
先発投手が3試合で11回しか投げれていない状況になっており、中継ぎにも早速負担を掛けています。
補強した投手陣も登板は一切なくベンチにも入っていません。
このままの状況でいくと2024年シーズンよりも投手陣が足を引っ張る形になります。
5月末時点で圧倒的な最下位に

ヤクルトスワローズは5月末時点で14勝30敗の借金16個でセリーグ最下位に沈んでしまっていました。
4月は3位までに3ゲーム差となっていましたが、5月の成績は非常に悪く1ヶ月で13個の借金を作りました。
月 | 勝ち | 負け | 分け |
---|---|---|---|
3.4月 | 9勝 | 12敗 | 1分 |
5月 | 5勝 | 18敗 | 1分 |
得失点差を見ても5月は「ー51点」となっており、負けが先行していることが納得できます。
昨年までチームの強みであった打撃の成績が非常に悪く、チームで2割前半の成績となってしまっています。
ヤクルトスワローズが2025年も弱い理由

オープン戦の調子は非常に良かった西武ライオンズですが2025年も弱いと言われている理由が3つあります。
- 2024年に引続き守れない
- 開幕前から怪我人が多い
- 目ぼしい補強がない
詳しくは以下にて解説します
2024年に引続き守れない

昨季ヤクルトスワローズは投手陣が足を引っ張り下位にに沈んでいました。
チーム投手成績の多くがリーグ最下位となっており、防御率はリーグ内で唯一3点台後半となっていました。
項目 | 成績 | リーグ内順位 |
---|---|---|
防御率 | 3.64 | 最下位 |
奪三振 | 946個 | 最下位 |
WHIP | 1.34 | 最下位 |
QS率 | 42% | 最下位 |
2025年の大きな課題として投手陣の成績改善が必要となっています。
しかし、オープン戦では「防御率」が12球団内で真ん中くらいの成績となってはいました。
2025年シーズンでは投手陣が機能し守りを強化しないとチームは弱いままだと思われていました。
結果的に、6月13日時点での成績は案の定悪く、チーム防御率は3.69とセリーグ唯一の3点台となっています。
先発投手陣の平均防御率が4点台近くなっており、かなり厳しい状況となっています、
開幕前から怪我人が多い

ヤクルトスワローズは2025年開幕前から主力選手がケガで離脱してしまっています。
離脱してしまっている選手はチームの主力選手となっており、戦力の低下が避けられません。
該当者 | 怪我の内容 |
---|---|
山田哲人 | 左手指の腱の脱臼 |
塩見泰隆 | 左膝痛の再発 |
村上宗隆 | 上半身のコンディション不良 |
山田選手は復帰しましたが、6月時点でも他2名は復帰の見込みは立っていません。
毎年怪我人が多いヤクルトではありますが開幕前から主力が長期で抜ける可能性のある状態ではCS出場は厳しくなるでしょう。
更に5月には長岡選手もケガで離脱し、今季絶望となっており2024年シーズンの主力がほとんどいない状況になりました。

目ぼしい補強がない
ヤクルトスワローズは2025年に向けてチームの核になるような選手の補強を行っていません。
2025年に向けては課題である投手をを中心に補強しましたが、4名ともオープン戦では1度も登板していません。
ドラフト1位の中村選手はキャンプ開始前から「上半身の違和感」を訴えており、いつ1軍に上がってくるのかも分かりません
FAで獲得した茂木選手はオープン戦では打率が「.250」となり、けが人を出ている内野を埋めるであろう成績を残しています。
このまま補強した選手の多くが機能しない状態が続くことになれば、チームとしての上がり目がないでしょう。
2025年もCS出場は難しいか?

ヤクルトスワローズは2025年もCSへの出場はかなり難しいと思われます。
前述の通り、昨シーズンからの「守れないという課題」が大きく改善している訳ではなく、補強も積極的に行いませんでした。
オープン戦では勝ち星をあげることができていますが、目立った選手はおらずチームが力が上がっている訳ではないでしょう。
昨年のオープン戦で中日ドラゴンズも高い勝率を残していましたが、シーズンでは最下位になっており、オープン戦の成績通りに行くことはよっぽどないと思われます。
特にチームの主力である村上選手の怪我が長引けば長引くほどチームの黒星は伸びていくでしょう。
まとめ

暗黒と言われる2025年のヤクルトスワローズが弱すぎるのはなぜなのか考えられる3つの弱い理由について解説しました。
ヤクルトスワローズは2025年も守れないことで下位に沈む可能性が高いと思います。
開幕戦から抑えが炎上して5点リードから負けるのはチームの弱さを物語っているでしょう。
開幕カードのように先発陣が長いイニングを投げきれない状態が続くようであれば、より投手陣全体の状態が落ちていくことにもなります。
主力がいない打線で投手陣への援護も薄くチームとして勝つ方法が少なすぎるのではないでしょうか。

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