プロ野球の2024年シーズンも残り1か月となり、優勝争いも佳境に差し掛かってきました。
現在は巨人が首位に立っており、2020年シーズン以来の優勝に向けて1歩リードしています。「巨人がこのまま優勝することができるのか?」と気になっている人も多いと思います。
この記事では巨人が優勝できる理由とその為に必要となる要素を様々なデータを基に解説していきます。
この記事で分かること!
巨人の優勝条件は
巨人は9月9日時点で首位に立っており、2020年以来のセリーグのリーグ優勝に向かって突き進んでいます。残りシーズンも数試合となっている中で巨人はどのような成績を残していけばリーグ優勝ができるのか解説します。
過去の傾向では75勝前後で優勝
今シーズンはセリーグで優勝するために「75勝以上」勝率「.530以上」を優勝の目安にして良いと思います。
今年のような1~3位のゲーム差が近く混戦のシーズンの状況は2015年以来となっています。
現時点でどこが優勝するか分からい状況ですが、「今年も2015年と同じような成績を残すことで優勝できるのでは?」と推測できます。
2015シーズン 上位3チーム成績
- ヤクルト:勝利 76 勝率 .539
- 巨 人:勝利 75 勝率 .528
- 阪 神:勝利 70 勝率 .496
2015年シーズンではヤクルト76勝でリーグ優勝しました。ヤクルトは9月時点開始時点では2位でしたが、その後勝利を積み重ねていき優勝しました。
現在首位の巨人とは状況が違いますが、75勝を優勝の一つのラインとして考えて良いかと思います。
優勝まであと10勝必要
75勝をラインとして考えたとして、巨人が優勝するには残り10勝ほど積み上げる必要があります。
巨人は残り19試合となっているので、勝率.530でシーズンを完走していく必要があります。
残り19試合の対戦相手別の試合数と勝率は以下になっています。
現在の対戦成績と同じように19試合を消化すると「勝利数:10.7勝 / 勝率:.570」となります。
現状の対戦成績で試合を重ねていくと結果として、優勝ラインの目安である「75勝」に到達することができます。
他チームとの兼ね合いはどうか?
優勝に向けて他チームとの兼ね合いもあります。各チームの勝敗数による優勝ラインが分かる表が「X」に上がっていたので参照したいと思います。
上記の早見表にある通り、「10勝」のライン優勝に向けての必ず越えなければいけないラインになりそうです。
広島・阪神は現状の勝率のままで試合を消化すると、巨人を超えることができません。
9月9日時点 上位3チームの勝率
- 巨人:.551 → 11勝9敗
- 広島:.543 → 12勝10敗
- 阪神:.529 → 9勝7敗
終盤戦になっているので、一概にこのままの勝率で推移することはないと思いますが、巨人の優勝の可能性は高いと思われます。
優勝に向けての大事な要素
巨人が2020年ぶりの優勝にむけ、残り19試合で大事となる要素は2つあります。
その2つの要素について解説していきます。
2位広島との試合で勝ち越す
2位広島との試合は残り6試合残っています。その6試合を1試合でも勝ち越すことはできれば、かなりのアドバンテージを得ることができます。
先ほどの早見表で分かる通り、広島は残りの試合で巨人よりも3勝以上勝ち星が必要になります。直接対決で負け越すと、優勝ラインである「75勝」を超えるには巨人戦以外の試合(残り16試合)を「.700」ほどの勝率いかないと厳しい状態になります。
巨人側としては、勝ち続けることで優勝することができますが、2位を落とすと意味でも直接対決を勝ち越すことでより優勝に繋がっていきます!
下位チームの試合を落とさない
優勝ラインである「75勝」到達のために下位チームに勝つことは絶対条件になります。
先ほど紹介した通り、対Bクラスの3チームの勝率は6割を超えています。Bクラスチームと残り11試合残っているので、単純に6勝を積み下げることができます。
残り4勝は上位2チームとの8試合からとなりますが、対戦成績としては、5割となるので通常通り勝てれば問題ありません。
有利となっている下位チームから勝ち星を多く上げることで、比較的対戦成績の悪いチームにも余裕を持って試合を進めることができます!
まとめ
シーズン終盤となり優勝争いが佳境に入ってきたので、ここからは1勝が重要になってきます。
ここ数シーズンは余裕を持った優勝が続いていたので、今シーズンは見ごたえがあるシーズンになっていますね。ここからは戸郷や菅野などエース級がどれだけ活躍できるかが重要になると思います。
まず10日からの広島3連戦でどのような結果になるか見ものですね。残り約1か月どのような結果になるか楽しみにしたいと思います!
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