【期待の若手】甲子園初ホームランを打った井上広大は現役ドラフト・トレードで放出・移籍はある?

野球

今シーズンから1軍での出場数が徐々に増えてきている、井上広大選手は阪神タイガース期待の若手です。

しかし、井上選手は2024年シーズンが始まる前に現役ドラフトで放出・移籍の可能性があったことをご存じでしょうか?まだまだ若い井上広大選手ではありますが、入団から5年目となり、そろそろ見限られてもおかしくない年齢にもなってきました。

今シーズン終了後に本当に現役ドラフトで阪神から放出され他チームへ移籍する可能性があるのか解説していきます!

井上広大選手は放出される可能性は低い

https://full-count.jp/2023/12/03/post1480806/

井上広大選手は今シーズン終了後に現役ドラフト・トレードで放出される可能性は極めて低いと思われます。

2024シーズンに入り、井上広大選手はプロ初ホームランを含め、2本のホームランを放っています。
右打ちの長打を打てる外野手としては近い年齢の森下翔太選手野口恭佑選手もいますが、チームとしては、貴重な長距離砲であるはずです。

何故移籍の噂が出てた?

2023年シーズンでは2軍戦で11本の本塁打を放ち、1軍に昇格もするが結果を残すことができませんでした。その年の秋季キャンプで、岡田監督から苦言を呈されていました。

(井上広大選手について聞かれ)うーん。勝負。うーん。なかなかのう。(1軍に)割って入るのも厳しいかもわからんけど。なあ。一軍に定着という意味ではなあ。やっぱりどうしてもええときと悪い時の差があるもんな。

引用:https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311160001479.html

更に同ポジションの森下翔太選手の日本シリーズでの活躍などもあり、井上広大選手は次シーズン後に現役ドラフトやトレードで移籍する可能性があるのでは?と噂されていました。

ついにブレイクの兆しが・・・

井上広大選手は今シーズンの初めから2軍戦で打ちまくり、チーム内で1,2を争う活躍をしていました。

  • 打 率:.299(298打数89安打)
  • 本塁打:7本
  • 打 点:46打点
  • O P S :.801(出塁率:.382 / 長打率:.419)

ウエスタンリーグの中でも、本塁打は2位となっており、持ち前の長打力を発揮しました。

チームの長打力不足もあり、2軍でホームランを量産する井上広大選手に白羽の矢が立ち5月10日に1軍に昇格しました。その後、目立った活躍を残すことができず2軍に降格するもまた2軍で打ちまくり、ファンからも多くの昇格を希望する声もあり、8月25日に再昇格することになりました。

再昇格後の初スタメンで出場した8月29日DeNa戦でプロ初ホームランを放つ2安打の活躍を残しました。そして9月4日中日戦で甲子園での初なるとなる今シーズン2本目のホームランを放っています。

23歳の期待の大砲がシーズン終盤に覚醒の兆しを見せているのです。

打撃が向上したのは何故なのか?

井上広大選手が今シーズン打撃能力を向上させた理由は
「ノーステップ打法への変更」が大きな要因になっていると思われます。

もともと長打力持っていた井上広大選手は確実性に欠けており、それを改善するためにノースッテプ打法へ変更したようです。秋季キャンプでは井上広大選手の高校の先輩でもあり、岡田監督がオリックスバファローズの監督時代に指導したT-岡田選手を引き合いに出し、井上選手の打撃を褒めていました。

(井上広大選手の打撃を聞かれ)
「おーう、今日はえらい良かったなあ。なんかあったんかなあ」
「うーん。ちょっと変えよったよな、打ち方とか。ステップな」
「ノーステップするということは確実性を増そうということやんか。結局は。だからオリックスの時にT(岡田)もそうやんか。結局、まず打率を上げようと。そこからの基準でヒット狙いがホームランにもなあ。
引用:https://nikkansports.com/baseball/news/202311160001479.html

T-岡田選手もフォーム変更後に打撃力を向上させ、ホームラン王を獲得しています。
井上広大選手も同じような道をたどっていくかもしれませんね。

井上広大選手のフォームはどう変わった?

前述の通り、井上広大選手は2024年シーズンから「ノーステップ打法」に挑戦しています。
昨年までは足を上げてタイミングを取るフォームだったので、大きなフォーム変更に取組んだことが分かります。

※以下がフォームの比較画像になります(左:2023年時 右:2024年)

写真を見て分かる通り、トップに入っているタイミングで、踏み込み足が2024年の写真では地面に付いたままになっています。

ノーステップ打法のメリットとは?

ノーステップ打法は打撃の確実性が増すバッティングフォームになります。
自分の間合い、投手との間合いが図りやすくなり、ボールへアジャストしやすくなります。
一方、足を使っての反動を使えない分、飛距離が出づらいというデメリットもあります。

井上広大選手はノーステップ打法に取組むに関して以下のような考えを持って取り組んだようです。

(長打が減る懸念に聞かれ)
「まずはヒットを積み重ねるのが大事。フォアボールをとることだったり状況によっては自己犠牲も大事。そういうことも大切にしてやっていけたら」
「ランナーがいないときは塁に出ることが大事ですし、ランナーがいるときはどうやって得点を取るのかが何番を打っても大事。打順どうこうより塁にいなかったら出る、塁にいたらかえすことを大事にしたい」

引用:https://www.sanspo.com/article/20240514-HADJNXDYPBMQRDPEL2JJPC6DMY/2/?outputType=theme_tigers

井上選手は現在の阪神タイガース内では日本人野手で最も大きい体格をしており、長打が期待されています。ノーステップ打法にすることにより、本塁打が減少するのでは?という懸念もあったようですが、全く問題はなさそうですね。

過去にノーステップ打法に取組んだ選手

日本球界でノーステップ打法に取組んだ有名選手だと、オリックスバファローズのいT-岡田選手日本ハムファイターズ時代の中田翔選手がいます。

2選手ともにパワーはあるが、確実性に欠ける部分があり、ノーステップ打法に挑戦したようです。しかし、両名ともにホームランの数が激減することはなく、T-岡田選手はホームラン王も獲得しました。

現在ノーステップ打法で活躍している選手としては、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が挙げられます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ebe09526347519d333fe45236a7959dab3a2cf6e

大谷翔平選手を見て分かる通り、パワーがあればフォームに関係なくボールを飛ばすことはできるようです。井上広大選手も大谷翔平選手のようにホームランを量産して欲しいですね

まとめ

記事に書いてきた通り、井上広大選手は2024年シーズンから、「ノーステップ打法」に取組み打撃の確実性を上げてきました。その結果、1軍でホームランを放つなど、活躍できることを証明しています。

ですので、井上広大選手を現役ドラフトやトレードで放出することはないでしょう!

井上広大選手は高校時代に甲子園で優勝の経験もあり、関西出身でもあるため阪神タイガースとして地元のスタートして育成したいと思われます。今後も井上広大選手の活躍には注目していきましょう!

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