西武ライオンズは2024年シーズンはパ・リーグで圧倒的に悪い成績で最下位となってしまいました。
2025年シーズンに再起を図るために戦力の補強は必要不可欠となっています。
特に打撃成績が非常に悪くなっており、外国人選手を補強して長打力不足の解消が急務になっています。
この記事では西武ラインズが2025年に向けてどのよな外国人補強を行ったのかについて詳しく解説します。
- ライオンズが抱える課題
- ライオンズが行った外国人補強
- ライオンズの補強は成功か?
2025年に向けた大きな2つの課題
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西武ライオンズは2024年に以下のような課題を抱えており、2025年に向けて改善が必要となっています。
2024年はチームの打撃成績が軒並みリーグ最下位となってしまっています。
特にチームの打撃陣を見る上で重要となってい2つの指標は深刻な状況です。
詳しくは以下にて解説します。
リーグ最下位のチーム打率
ライオンズはチーム打率が.212となっており、リーグ内で圧倒的に打たないチームとなっていました。
- 福岡:.259
- 千葉:.248
- ハム:.245
- 楽天:.242
- オリ:.238
- 西武:.212
1位のソフトバンクとは約5分の差が開いてしまっている状況となっています。
そもそも規定打席に到達している選手も2名しかおらず、チームで最も打率が高い選手でも.264となっています。
リーグ最下位の本塁打数
ライオンズはチーム全体の本塁打数が60本となっており、リーグ平均と比べてもかなり低い数値になっています。
- ライオンズ:60本
- リーグ平均:83本
リーグ平均とは約20本の差があり、本塁打数1位のソフトバンクとは約50本の差があります。
- 福岡:114本
- ハム:111本
- 千葉:75本
- 楽天:72本
- オリ:71本
- 西武:60本
本塁打の数も圧倒的に少ないので、長打率や得点数もリーグ最下位となっています。
- 長打率:.301(リーグ最下位)
- 得点数:350点(リーグ最下位)
2024年のライオンズは長打も出ず点が取れないチームとなっていました。
外国人選手の補強は失敗続き
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近年西武ライオンズは外国人選手がほとんど活躍できておらず、複数シーズン在籍した選手がほとんどいません。
自前で獲得してきた外国人野手はことごとく活躍していません。
長打や得点力UPを期待されている外国人選手が全く活躍していないので、ライオンズが打てないチームになったのはしょうがないでしょう。
2名の外国人野手を補強
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西武ライオンズは2025年に向けて外国人野手を2名獲得し、打撃陣の改善を図ろうとしています。
2名を獲得した意図については以下のことが考えられます。
タイラー・ネビン
タイラー・ネビン選手は昨季メジャーリーグで87試合出場している外野手になります。
87試合 245打席 50安打 7本 20打点
打率:.204 OPS:.619
2021年にメジャーデビューしており、メジャー通算で12本の本塁打を打っている長打力のある選手になります。
ライオンズは2024年は外野手が全く固定できておらず、外野手で100試合以上出場した選手が1名しかいません。
外野手は完全な人材不足となっており、ネビン選手は間違いなくスタメンで起用されるでしょう。
レアンドロ・セデーニョ
タイラー・ネビン選手は昨季はオリックスで98試合出場し、15本も本塁打を放っている選手になります。
98試合 334打席 79安打 15本 37打点
打率:.260 OPS:.758
セデーニョ選手は既にオリックスで実績を残しており、2025年もある程度の活躍が期待されます。
なお、セデーニョ選手は昨季主に1塁とDHで出場をしています。
- 1塁:42試合
- DH:41試合
- 代打:16試合
西武ライオンズは、2024年外野手と同じく1塁とDHも固定できていません。
どちらのポジションで起用できるセデーニョ選手は、今シーズン出場していた選手よりも高い成績を残しています。
打撃成績が勝っているセデーニョ選手もどちらかのポジションで間違いなくスタメン出場するでしょう。
外国人の補強はまだ足りない
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2025年に向けての外国人補強では、得点力不足の解消にはまだまだ足りないと思われます。
1月末時点で支配下枠の外国人は5名となっており、枠的には既に一杯ではあります。
しかし、ライオンズの投手陣はリーグ内でも比較的安定しており、打撃陣に外国人枠を割いた方が良いかもしれません。
打撃を改善するためにもう1名外国人野手を獲得して、「投手1名・野手3名」で外国人枠を活用し、投手は調子のいい選手を起用していく方がより勝てるラインナップになると思われます。
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