ヤクルトスワローズは2023年と2024年でセ・リーグの5位に沈んでしまっています。
2025年シーズン向けてスワローズは戦力の補強が必要となっているポジションが複数あります。
この記事ではスワローズが2025年に向けてどのような補強を行ったのかについて詳しく解説します。
- スワローズの2025年に向けた課題
- スワローズがオフに行った補強
- 外国人の補強を追加で行うのか?
2025年に向けた大きな2つの課題

スワローズは2024年シーズンで以下の課題を抱えていました。
詳しくは以下にて解説します。
リーグ最下位の防御率
ヤクルトは2024年の防御率が3.64とセ・リーグで断トツの最下位となっており、打たれて負ける試合が多くなっています。
- 巨人:2.49
- 阪神:2.50
- 広島:2.62
- 中日:2.99
- 横浜:3.07
- 東京:3.64
1位の巨人とは2点も差が開いており、いかにヤクルトの投手陣が抑えられていなかったことが分かります。
完封して勝った試合数もリーグ内で最下位となっており、基本的には打ち勝つことが基本的な戦術となっていました。
- 巨人:21試合
- 阪神:20試合
- 中日:21試合
- 広島:17試合
- 横浜:14試合
- 東京:11試合
2025年に向けて、防御率を改善するために投手陣の補強を行う事が必要となっています。
5割を切るQS率
ヤクルトは2024年にセ・リーグで唯一先発投手のQS率が5割を切っており、2試合に1回も試合を作れていないということになります。
QS率とは?
Wikipedia
QS率は「どれだけ試合を作れたか」を表す指標。
先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑えた時に記録される試合の割合を指す。
セ・リーグの他5球団はQS率が5割を上回っており、ヤクルトより下位だった中日よりも低い数値なっております。
- 阪神:62.2%
- 巨人:59.4%
- 広島:61.5%
- 中日:51.7%
- 横浜:51.0%
- 東京:42.0%
特に先発陣の防御率も非常に低く、先発陣は防御率が約4点台となってます。
右投手:3.92/23勝43敗
左投手:4.34/12勝17敗
2025年に向けて投手陣全体的な補強も必要ですが先発投手を補強しないと上位に上がることは難しいでしょう。
2025年に向けての補強状況

2025年に向けてヤクルトは以下のような補強を行っています。
2025年に向けてFA選手の獲得や自由契約の選手を積極的に獲得しています。
特に外国人選手含めて投手を6人も獲得しており、投手陣を改善しようとしているフロントの意図が伝わります。
しかし、2024年に6試合登板している今野選手を金銭トレードで楽天に放出しており、疑問が残る動きも見受けられます。
補強はしていますが来年の活躍が間違いなく見込める実績のある選手を補強している訳ではないため、物足りないと言わざるえません。
投手陣の改善はまだ見込めない

現時点の補強状況では投手陣が改善することは見込めないでしょう。
獲得した選手の大半は未知数な部分が多く来年に多くの勝ち星を挙げることが出来るかは分かりません。
唯一NPBで実績のある矢崎選手も24年は良い成績を残せておらず、来年に復活できるかは不安な部分があります。
26試合 25回 3.60 1勝1敗11H
計算が立たない補強となっているので、この4人全員が大活躍するくらいでないと、投手陣の改善は見込めないでしょう。
追加の外国人補強で投手陣の改善を行うか?

ヤクルトは追加で外国人投手を獲得し、投手陣の強化を行うと思われます。
1月中頃時点で契約している外国人選手は4名となっています。
野手・投手が2名づつとなっており、外国人枠を考えるとまだ外国人投手を獲得し活用できるはずです。
オスナ・サンタナは24年同様に不動のレギュラーだと思われますので、追加でもう1名外国人投手を獲得し以下のような外国人枠の活用が見込まれます。
追加で先発投手の外国人をもう1名獲得し、外国人枠を「野手2名・投手1名」を固定したうえで先発を上手く回していくことが考えられます。
昨年もヤクルトは外国人投手を4名獲得しているので、25年に向けて追加で2名ほどの獲得があるでしょう。
まとめ

2025年に向けてヤクルトスワローズの補強失敗かや外国人選手はどうなるのかついてまとめました。
正直今の補強状態ならばヤクルトが上位に入るのは厳しいでしょう。
野手陣が大暴れしたら話が変わりますが、来年も打って勝つチームでいることは間違いないと思います。
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